プロっぽいけどアマチュアですよ 企業ロゴ入りのユニフォームがじわじわ広がる、納得の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月23日 6時10分
なぜユニフォームにロゴが? 選べるスポンサー12社
Emirates(エミレーツ)、AIA、Teamviewer(チームビューワー)――。この3社に共通することは何か?
サッカーにちょっと詳しい人であれば、すぐにピンときたはずだ。いずれも欧州のビッグクラブのスポンサーである。航空会社のエミレーツ航空はレアル・マドリードを、保険会社のAIAは英国のトッテナムを、IT企業のチームビューワーは英国のマンチェスターユナイテッドを、それぞれ支援している。
各ユニフォームに企業ロゴがドーンと入っているわけだが、アマチュアの選手でも一度はこんなことを考えたことがあるかもしれない。「自分も企業ロゴが入ったユニフォームを着て、試合に出てみたいなあ」と。
学生や社会人チームのユニフォームといえば、基本的に胸元にチーム名がプリントされているが、数年前からちょっとした異変が起きている。アマチュア同士の試合でも、企業名やブランドのロゴが入ったユニフォームを着ている選手がじわじわ増えているのだ。プロでもないのに、なぜスポンサーのロゴが入っているのか。最大の理由は、“安くなるから”である。
ユニフォームに企業ロゴを入れることで、割引を受けられるサービスが登場し、アマチュアスポーツの世界で広がりつつあるのだ。サービス名は「Outfitter(アウトフィッター)」。ECを展開する独シグナ・スポーツ・ユナイテッド社とイオンが出資して誕生したイオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド(東京都中央区)が運営していて、同社によると、こうしたサービスを始めたのは日本で初めてだという。
このサービスがスタートしたのは、2020年6月のこと。新型コロナの感染が広がっていたことを受けて、1年目は5000枚ほどしか売れなかったが、その後は少しずつ認知が広まり、4年で5万5000着ほどを販売。「これまでのところ、計画通りに推移している」(イオン・シグナ社)そうだ。
●三方よしのビジネスモデル
購入者は、まずアディダスやナイキといった18ブランドの中からデザインや色を選ぶ。次に、12社の中からスポンサーロゴを選び、胸元、袖、パンツに配置する。割引率はサッカーの場合、胸元で30%、袖で10%、パンツで10%、最大50%引きになるという仕組みだ。
このサービスが面白いのは、スポンサーロゴの数や位置を自由に決められること。例えば、胸元は「ポカリスエット」、袖は「カップヌードル」、パンツは「お~いお茶」といった具合に、有名ブランドのロゴが選べるのだ。スポンサーは選ばれた数に応じて広告費を支払うことになるが、選ばれなければ費用は発生しない。
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