本当に今すぐ移行すべきなのか? 「Windows 10 Fall Creators Update」徹底解剖

ITmedia エンタープライズ / 2017年11月20日 8時0分

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Windows 10 FCUの企業向け機能は大幅に追加されたわけではない。OS自体よりもクラウドを前提としたサービスが拡充されたイメージだ

 10月17日に配信が始まった「Windows 10 Fall Creators Update(バージョン番号1709)」は、コンシューマー向けにはMixed Realityなど、先端的なVR機能などが搭載された。その一方で、企業向けの機能も多数強化されている。

 Windows 10 Fall Creators Update(以下、Win10 FCU)においては、OS自体が提供する機能よりも、クラウドを含めた機能強化が行われているのが特徴だ。今回はその機能を詳しく解説していこう。

●Fall Creators Updateで進化した、企業向けセキュリティ機能をチェック

 Win10 FCUの企業向け機能としては、2016年8月にリリースした「Anniversary Update」で追加されたアンチウイルスやファイアウォールなどの機能を持つ「Windows Defender Advanced Threat Protection(WDATP)」が強化された。

 それに加え、ブラウザのEdgeをコンテナ化し、不正なWebサイトにアクセスしても、ウイルスなどがクライアントPCに侵入しないようにする「Windows Defender Applicaiton Guard」、廃止された脆弱性緩和ツールのEMETを進化させた「Windows Defender Exploit Guard」などのセキュリティ機能が追加されている。

 WDATPは、Windows 10に搭載されているセキュリティ機能のWindows Defender、AppLocker、Device Guardからの情報をクラウドで一括管理できるソリューションだ。利用するにはWindows 10 Enterprise E5などのライセンスが必要になる。

 WDATPは、ウイルスなどの侵入を防ぐというよりも、侵入した後の検知や対策などに特化したソリューションだ(侵入防止については、Windows Defenderなどの対策ソフトウェアが対応する)。進化するセキュリティ上の脅威をいち早く検知し、クラウド上の管理ポータルから、どのクライアントにウイルスが侵入しているのか、普段とは異なる動作をしているのか、といった情報を瞬時に把握できる。

 社内のクライアントからの情報に加え、Microsoftが持つセキュリティ関連の情報も管理できる。新たな脅威に関しても、Microsoftやセキュリティパートナー企業からの脅威情報データベースを参考にし、脅威が社内にまん延する前に防げるというわけだ。

ITmedia エンタープライズ

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