シャープの3辺狭額縁スマホ「AQUOS S2」が香港でも発売 キャリアで実質無料販売も

ITmedia Mobile / 2017年12月4日 13時27分

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香港で「AQUOS S2」が発売。キャリアにも並ぶ

 2017年8月に中国で久々にスマートフォンを発売したシャープが、香港にも新製品を投入しました。既に中国で販売中のモデルと同じ「AQUOS S2」で、スタンダード版がSnapdragon 630にメモリ4GB、ストレージ64GBで3380香港ドル(約4万8700円)、ハイエンド版がSnapdragon 660 メモリ6GB、ストレージ128GBで4380香港ドル(約6万3100円)となります。スペックを考えると価格相応といったところでしょう。

 パッと見は日本の「AQUOS R Compact」に似ていて、3辺狭額縁のディスプレイが目を引きますが、S2は5.5型ディスプレイ、R Compactは4.9型ですから大きさはだいぶ違います。またS2の背面はiPhone Xのように縦にデュアルカメラが並んだ構造です。ディスプレイをくりぬいて搭載されているインカメラは他社にはない特徴なので、今後このデザインを継承していけば一目で誰もがシャープの製品と分かってくれるでしょう。

 香港でシャープの端末が最後に発売になったのは2012年冬だったと記憶しています。もう5年も前のことです。その5年前のモデルも大半がミッドレンジモデルであり、大画面やDSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)などの特徴を持っていたものの、大きな話題になることはありませんでした。最後に出てきた「SH939W」はSnapdragon S4に5型フルHDディスプレイを搭載したものの、サムスンなど大手メーカーのハイエンド機の中に埋もれてしまいました。

 今回のS2は通信事業者からも販売されるため、2年契約で実質無料で入手することもできます。早速取り扱い事業者のSmarToneの店舗に立ち寄ってみましたが、契約更新や端末購入で順番待ちをしている香港人のお客さんの数名が、S2に興味を示している姿も見られました。やはりディスプレイの中央上にカメラがあるデザインは気を引くのでしょう。

 ちなみにS2を無料で入手するには月額348香港ドル(約5000円)の料金プランに加入する必要があります。加入と同時にスマートフォンのディスプレイ破損保険にも加入できます(1年)。香港はキャリアが販売するものと同じスマートフォンのSIMロックフリ版が、家電量販店でも販売されています。

 最近は家電量販店でも定価以下での値引き販売や、モバイルバッテリーなどの無料ギフトを付けることが増えています。キャリア側としては2年契約を結んでもらうためにも何かしらの優待を付けて家電店と差別化する必要があります。SmarToneのディスプレイ保険のような、スマートフォンユーザーになくてはならないサービスは客を呼び込むのに効果的でしょうね。実は筆者もそれに引かれてこの秋にSmarToneへMNP移転したくらいです。

 AQUOS S2はコストパフォーマンスとしては合格点なのですが、「S2はこれができる!」という特徴にやや欠けているのが他社品と並べると弱いところでしょう。高画質なデュアルカメラはすでに他社品にもあるので、6GB RAMでの動作感や、ディスプレイ表示の美しさなどをアピールしつつ、複数のモデル展開を行い市場での存在感を高めてほしいものです。

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