日本通信の“合理的”かけ放題プランはどれだけお得なのか?

ITmedia Mobile / 2020年7月14日 21時5分

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日本通信の新料金プラン「合理的かけほプラン」の特徴

 日本通信が、通話定額サービスの「合理的かけほプラン」を7月15日から提供する。月額2480円(税別)で音声通話が使い放題になり、3GBのデータ容量が付く。プレフィックス番号を付けない音声定額サービスは、ドコモ系MVNOでは初となるが、実際のところどれだけお得なのか? 

 6月30日の総務大臣裁定では、NTTドコモとMVNOの音声卸契約にかかる料金を、原価に適正な利潤を加えた金額で設定可能となったが、金額の合意はまだ取れていない。本当に音声定額がサービスとして成り立つのかは予断を許さない面もあるが、ここでは成り立つ前提で考えてみたい。

 まずはドコモの料金プランと比較してみよう。毎月7GBのデータ通信を利用する場合、合理的かけほプランでは基本の2480円に1000円をプラスした3480円となる。3GB以降のデータ容量は1GBあたり250円で追加できるので、4GB追加で1000円になる計算だ。

 ドコモの場合、「ギガライト」の基本料金(定期契約あり)が7GBで5980円。これに月額1700円のかけ放題オプションを加えると7680円となり、合理的かけほプランの方が4200円安くなり、半額以下となる。日本通信は「MNOの料金から4割削減した料金プランの提供が可能となる」と予告していたが、データ容量が7GBの場合、5割以上の削減となる。

 一方、大容量のデータ通信を利用する場合、状況は変わってくる。ドコモの大容量プラン「ギガホ」は、月額6980円(定期契約あり)で30GBまでの通信ができる他、現在はキャンペーンで60GBに増量されている。これに1700円のかけ放題オプションを加えると8680円となる。

 合理的かけほプランでは30GBまでチャージできるが、20GBのチャージなら2480円+5000円で7480円なのでドコモより安いが、25GBのチャージで+6250円になるので8730円となり、ドコモより高くなってしまう。上限の30GBまでチャージすると9230円になる。このように、合理的かけほプランは毎月の通信量が小~中容量で収まり、月によってムラがある人には名前の通り合理的だが、数十GBもの大容量通信には向かない。より選択肢を広げるためにも、大容量のデータプランも選択肢に入れてほしいところだ。

 加えて、ドコモはグループ内の回線数に応じて、2回線で500円、3回線で1000円を割り引く「みんなドコモ割」を提供しているので、こちらも加味すると、20GB強の利用でもドコモの方が安くなるケースが出てくる。

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