“業界最安と差別化”を両立させたauの「povo」 既存の使い放題セットプランも値下げに
ITmedia Mobile / 2021年1月13日 21時2分

オンライン専用の新料金ブランド「povo」
KDDIが1月13日、3ブランドで新料金プランを発表した。1つが、オンライン専用の新料金ブランド「povo(ポヴォ)」。もう1つがauの大容量プラン「使い放題MAX4G」と「使い放題MAX5G」。そして、UQ mobileの料金プランもリニューアルする。
ここでは、3ブランドの新料金プランについて、詳細を見ていこう。
●業界最安値を狙ったpovo
povoは、月額2480円(税別、以下同)で20GBのデータ通信を利用できるプラン。同じくオンライン専用プラン(ブランド)として提供されるドコモの「ahamo」、ソフトバンクの「SoftBank on LINE(仮称)」の対抗プランに位置付けられるが、月額料金はahamoとSoftBank on LINEの2980円より500円安い。ただし、povoには5分かけ放題が含まれておらず、povoに5分かけ放題(500円)を加えると、月額2980円で横並びとなる。
5分かけ放題をオプション扱いとした理由についてKDDIの高橋誠社長は、「スマートフォンを利用している20代以下の当社(au)のお客さまのうち、通話時間が月間10分未満の人が6割以上にいる」と説明する。インターネット通話で十分、音声通話はほとんど使わないというユーザーに対して、より安価なプランを提供することにした。高橋氏は「ベース料金は2480円、3キャリアで最安値を出していきたいと思った」と狙いを話す。
●トッピングには「ワクワク」
povo最大の特徴といえるのが、データ通信や音声通話、各種サービスのオプションを追加できること。KDDIはこれを「トッピング」と呼んでいる。
トッピングの第1弾として、200円で24時間データ通信が使い放題、月額500円で5分かけ放題、月額1500円でかけ放題を提供する。このトッピングは、日、週、月といった単位で付けたり外したりできる。例えば休日にNetflixで動画を視聴したければ、200円を支払うことで、その日だけは20GBのデータ容量を消費せずに動画を視聴できる。「ベースの20GBに加えてトッピングをうまく使えば、非常にお安い料金で利用できる」と高橋氏は自信を見せる。
サービスやコンテンツと連携したトッピングメニューも追加していく予定。社内外からさまざまなアイデアが集まっているそうで、「2時間ドラマが見放題」「SNSが1日使い放題」「スポーツの試合が1日見放題」など、コンテンツプロバイダーとも連携していくようだ。「ドラマのシーズン1が始まるので、今月だけトッピングをする、といったことも検討したい」(高橋氏)
この記事に関連するニュース
-
KDDIの新料金プラン「povo(ポヴォ)」を解説! UQ mobileや他プランとどちらを選ぶべき?
オールアバウト / 2021年1月18日 21時50分
-
シンプルなKDDI新料金プラン povoの“トッピング”は減収影響をカバーできる可能性も
ITmedia Mobile / 2021年1月16日 6時5分
-
新料金「povo」で勝ちにきたKDDI、挑戦的な値下げのUQ mobileも注目
マイナビニュース / 2021年1月14日 11時30分
-
「povoはahamoへの対抗心で生まれた」 KDDI渾身の新料金プランの注目点
マイナビニュース / 2021年1月13日 18時36分
-
auが3キャリア最安値「20GB 2480円」でオプション追加可能な新料金「povo」を発表 4G/5G共通のデータ使い放題プランとUQ小中容量プランの新料金も提供開始へ
ガジェット通信 / 2021年1月13日 14時0分
ランキング
-
1TikTokで公開された「映ってはいけないものが映っている」動画が話題に
ガジェット通信 / 2021年1月18日 19時0分
-
2トイレを覗こうとした「侵入者」の決定的瞬間が激写される
おたくま経済新聞 / 2021年1月16日 7時0分
-
3Windows 10にcdだけでディスク破壊引き起こす脆弱性、研究者指摘
マイナビニュース / 2021年1月18日 20時41分
-
4nuroモバイルから月額3480円の「データ無制限プラン」 データ専用、3日間の通信制限はあり
ITmedia Mobile / 2021年1月18日 17時5分
-
5ビールだったら回収騒ぎ? PC周辺機器メーカーがパッケージの誤記を気にしない理由
ITmedia PC USER / 2021年1月18日 17時5分