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大幅リニューアルした「povo2.0」のインパクト 楽天モバイルにも影響あり?

ITmedia Mobile / 2021年9月25日 6時5分

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KDDIはオンライン専用料金プランをpovo 2.0に刷新する。サービスインは9月下旬で、間もなくスタートする見込みだ

 auのオンライン専用ブランド「povo」が、その内容を大幅に変え、「povo2.0」に生まれ変わる。サービスインは9月下旬を予定しており、間もなくスタートする見込みだ。同じpovoではあるが1.0と2.0では、ベースとなる考え方が大きく異なる。オンライン専用をうたいつつも、料金体系はこれまでの携帯電話と同じ月額課金だったpovo1.0に対し、povo2.0は売りであるトッピングを全面に押し出し、使う時だけお金を払う仕組みになる。高速データ通信を使わなければ、月額料金は1円もかからない

 総務省の後押しでeSIM対応端末が徐々に増え、大手キャリアも軒並みスマートフォン向けのeSIMサービスを開始したが、povo2.0の料金体系はその仕組みとも相性がよさそうだ。使いたいときだけ必要なデータ容量をトッピングする仕組みは定着するのか。povo2.0の料金の仕組みを解説しながら、KDDIの狙いや業界に与えたインパクトを読み解いていきたい。

●トッピングを主軸に据え、最低利用料金を0円に設定したpovo2.0

 オンライン専用の料金プランとしてスタートしたpovoだが、もともとKDDIは、デジタルネイティブ向けのMVNOとして新たなサービスを始める予定だった。シンガポールに拠点を置くCircles Asiaと協業し、KDDI Digital Lifeを設立したのも、そのためだ。アプリで簡単にデータ容量を追加できたり、オンラインとの相性がいいeSIMを主軸にしたりといった特徴を持ち、既存のサービスとは一線を画したMVNOに仕上げることがうたわれていた。

 一方で、2020年12月にはドコモがオンライン専用プランのahamoを発表。総務省が20GBでの料金値下げを要望していたこともあり、ふたを開けてみると、povoも他社と同じ“諸外国より安い20GBプラン”を実現するための料金プランになっていた。トッピングで24時間定額のようなワンショットのオプションを追加することができるのは他社との違いだが、ユーザー自身で最適な料金を組み立てるカスタマイズの幅が狭くなっていたのも事実だ。

 これに対し、povo2.0は当初掲げていたコンセプトに、より忠実になった印象を受ける。大手キャリアの打ち出す料金として非常に珍しいのが、月額料金を0円に設定していることだ。もちろん、0円のままでは128kbpsでしか通信できず、あくまでほぼ使わない場合に限定されるが、使いたい分だけをトッピングで付け足していくという仕組みは海外キャリアのプリペイドプランのようで面白い。複数のキャリアのプロファイルをインストールしておける、eSIMとも相性がいいサービスといえる。

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