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KDDIとローソンの提携で「ギガ」「クーポン」「ポイント」がお得に カギを握るpovoとPontaパス

ITmedia Mobile / 2024年9月21日 6時5分

 実際、100MBをもらった後、ローソンでの買い物を促す仕掛けも用意されている。それがトッピングだ。現状のpovoでも、ローソンの商品券やからあげクンをセットにしたトッピングを販売することがあるが、povo Data Oasisでも、それを展開。サンプルとして挙げられていた画面には、ソフトクリームやからあげクン、カフェラテなどとデータ容量がセットになったトッピングが組み込まれていた。

 現状では、トッピングを購入した後、クーポンが届くまでにタイムラグが数日あるが、ローソン店内ですぐに買い物ができるよう、システムも改修していく方針だという。まず、povo Data Oasisが年内に開始され、その後、年度内にeSIMの販売を行っていく。ホワイトレーベル化を狙うpovoを活用し、サブ回線という位置付けを明確にすることで、auやUQ mobileだけなく、他社のユーザーもローソンに送客できる。povoの立ち位置をうまく生かしながら、ローソンとのシナジー効果を発揮する仕掛けを作り上げてきた格好だ。

●au、UQユーザーをローソンに送るPontaパス、キャリアフリー化も拡大か

 もう1つの仕掛けが、auスマートパスプレミアムをリニューアルするPontaパスだ。こちらは、「ローソンでワクワクをもっと」をコンセプトにしたサブスクリプションのサービスで、既存のauスマートパスプレミアムに加え、ローソンで活用できる特典を大幅に拡充する。料金は548円(税込み、以下同)で据え置きのまま、還元を手厚くしていく。

 1つ目が、週替わりのクーポン。からあげクンやコーヒーが無料になったり、ケーキが半額になったりするクーポンを、毎週配布する。総額は600円以上。これだけで、Pontaパスの月額料金は元が取れてしまう。配布するクーポンの種類は、「AIを活用してレコメンドする」(同)システムも導入していくため、好みの商品が安価に手に入る可能性が高まりそうだ。

 さらに、「Pontaパスブースト」として、au PAYでの決済につくポイントを最大2%に向上させる。毎月最大500ポイントという制限はあるが、こちらも月額料金以上の還元になる。高橋氏は、クーポンとPontaパスブースの還元で、「最大1100円以上お得になるので、このサービスに入っていただくしかない」と自信をのぞかせる。auスマートパスプレミアムは現時点で約1500万契約だが、リニューアルによってこれを2000万契約まで引き上げていく計画だ。

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