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廉価フラグシップ「Xiaomi 14T/14T Pro」発表 ライカ監修のカメラがさらに進化、Googleとの協業でAIも強化

ITmedia Mobile / 2024年9月27日 10時47分

 とはいえ、その機能は一般的なミッドレンジモデルを大きく上回る。プロセッサはXiaomi 14T ProがMediaTekの「Dimensity 9300+」、Xiaomi 14Tが「Dimensity 8300 ULTRA」で、どちらもメモリ(RAM)は12GB。ディスプレイのリフレッシュレートも最大144Hzと高い。

 先代のXiaomi 13T Proは19分で100%まで充電可能な120Wの急速充電に対応しており、ソフトバンクは「神ジューデン」としてマーケティングしていたが、Xiaomi 14T Proもこれを継承。さらに、Xiaomi Tシリーズとして初めて最大50Wの急速ワイヤレス充電にも対応した。Xiaomi 14Tは67Wにとどまるが、それでも他社のフラグシップモデルと比べ、充電速度は速い。

●ライカと協業したカメラがさらに進化、日本でのブランドはどうなる?

 正統進化したカメラは、ライカとの協業で画質を高めている。先に挙げたように、Xiaomi 14T ProはLight Fusion 900を搭載しており、センサーサイズをXiaomi 13T Proから大判化した。Light Fusion 900は、フラグシップモデルの「Xiaomi 14」(日本未発売)にも採用されており、画質にも定評がある。Xiaomi 14TにはソニーのIMX906を採用した。

 2機種とも、画質はコンピュテーショナルフォトグラフィーを駆使した「LEICA VIBRANT」と、ライカの伝統的な絵作りに近づけた「LEICA AUTHENTIC」から選択可能。ライカのカメラで撮れる雰囲気を再現したフィルターも搭載されている。もちろん、撮影した写真にはライカのロゴが入った透かし(ウオーターマーク)を付与することが可能だ。

 Xiaomi 14T Proの画像処理に活用するISP(Image Signal Processor)にはAIを組み込んでおり、Xiaomiはこれを「Xiaomi AISP」と呼ぶ。撮影時に8枚のRAW画像を合成したり、暗所でのノイズリダクションを強化したりといった処理に活用。ダイナミックレンジも広がり、明暗差の大きな暗所での撮影を得意とする。

 ちなみに、Xiaomi 14T Proは、トリプルカメラと超高画素センサーからの切り出しズームを組み合わせることで、焦点距離は15mm(0.6倍)、23mm(1倍)、46mm(2倍)、60mm(2.6倍)、120mm(5倍)の5つから選択できる。対するXiaomi 14Tは望遠カメラが100mm(4倍)のため、選択できる焦点距離もやや異なる。

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