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ドコモが“料金プラン+AIのセット割”を提供する狙い なぜahamoやeximoが割引対象でirumoは対象外なのか

ITmedia Mobile / 2024年11月23日 12時32分

 AIモデルの1つとして、NTTが開発した「Tsuzumi」が選択可能なのも、ドコモ発のスタートアップだからこそといえる。Tsuzumiは70億パラメーターの軽量版と、6億パラメーターの超軽量版があり、いずれも既存のLLMと比べるとサイズが小さい。パフォーマンスのCPUやGPUの処理能力が低くても動作するが、学習データを厳選するなどして、性能を担保している。NTT版LLMとも評されたTsuzumiだが、提供先は法人に限定されており、一般コンシューマーは利用ができなかった。Stella AIは、B2B2Cの形を取ることで、Tsuzumiをユーザーが直接利用できる。

 NTTグループ全体にとっては、開発したLLMの“販売先”を大きく広げることに貢献する。ユーザーがTsuzumiを選べば、SUPERNOVAを介してコンシューマーが料金を払ってくれることになるからだ。実際、ソフトバンクもPerplexity Proで選択できるAIモデルの1つとして、同社が開発しているLLMの導入を検討しているという。このようなAIサービスを介した形での提供が成功するかどうかは未知数だが、キャリアにとって、コストをかけて開発したAIモデルを生かす手法の1つにはなりそうだ。

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