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SMS、MMS、RCS、iMessageの違いは? 今さら聞けないスマホの「メッセージ」サービス

ITmedia Mobile / 2024年12月5日 16時58分

SMS、MMS、RCS、iMessageの違いは? 今さら聞けないスマホの「メッセージ」サービス

Googleのメッセージアプリの画面。RCSが使える場合は、下部の入力欄が「RCSメッセージ」になる(左)。RCSが使えない場合は「テキストメッセージ」(右)になる

 2024年夏、iOS 18の「メッセージ」アプリがRCSに対応するということが大きな話題となりました。ただ、iOS 18はリリースされたものの、RCSを利用するにはキャリア側の対応が必要とのことで、日本ではまだRCSを利用できません。とはいえ、KDDIは提供に向けて調整しているとのことなので、そう遠くない時期に使えるようになると期待したいところです。

 そこで今回は、RCSのリリースを期待しつつ、MMS、SMS、そしてiMessageといったメッセージ規格についておさらいします。

●SMS(Short Message Service):スマホでメッセージを送る基本サービス

 SMSは、携帯電話やスマートフォン同士でテキストメッセージをやりとりする基本的なサービスです。一部のデータ通信専用回線を除き、ほぼ全ての回線と端末で利用可能です。ただし、テキスト以外の画像や動画、ファイルなどを送ることはできません。以前は全角70文字(半角英数字160文字)までという制限がありましたが、現在の端末では最大で全角670文字(半角英数字1530文字)まで送信できるようになっています。

 インターネット接続を利用せず、通信キャリアの電話回線を使用してメッセージを送るので、データ容量は消費しませんが、文字数により1通あたり3.3円~33円の料金が掛かかります。

●MMS(Multimedia Messaging Service):画像や動画も送信可能に

 SMSを拡張し、画像や動画なども送信できるようにしたサービスです。国際標準の規格ではありますが、日本ではMMS以前にキャリア独自のメールサービスが普及していたこともあり、対応がやや特殊です。まず、ドコモはMMSに非対応です。ソフトバンク、Y!mobile、auのキャリアメールはMMSとなっており、iPhoneやAndroidのメッセージアプリで送受信することもできます。どちらかというと、通常のメールに近いサービスです。

●RCS(Rich Communication Services):電話番号でリッチなメッセージを送信可能に

 RCSは、SMSやMMSの代替サービスとしてGSMAにより標準化されているメッセージサービスの新規格。長文のテキストや、画像や動画などを含むメッセージを送受信できます。複数人でのグループチャットや既読通知機能、入力中表示の有無などがMMSとの大きな違いです。また、SMSと同じく電話番号を使っての送受信となります。

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