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「iPhone 16」は小型スマホ愛好者でも満足できる? 「iPhone 13 mini」から乗り換えた率直な感想

ITmedia Mobile / 2024年12月11日 6時5分

 ただし、データ転送速度に関しては、iPhone 16ではUSB 2.0相当の最大480Mbpsとなっており、Lightning端子を使用していた前モデルと比べて大きな変化はない。カメラからのデータ転送や動画用のストレージ接続などで、高速なデータ転送を期待する場合は、USB 3.0相当の転送速度を持つiPhone 15 ProやiPhone 16 Proシリーズを選択する必要がある点には注意が必要だ。

 電池持ちも改善した。Appleの公式データによると、iPhone 16は通常の使用で最大20時間のビデオ再生が可能とされている。これは、iPhone 13 miniの17時間と比較して約18%の向上だ。

 実際の使用感としては、1日の通常使用でバッテリー残量を気にする必要がほとんどなくなった。iPhone 13 miniを3年使用し続けてバッテリー残量が80%近い状態に落ちていた状態では、SNSなどを見ていると夕方にはバッテリーが尽きてしまう状態だった。

 それがiPhone 16となると、朝7時に充電を外してから、SNSの利用、Web閲覧、音楽再生、約1時間の通話を含む通常使用で、夜10時の時点で30%程度のバッテリーが残っている。モバイルゲームも思う存分遊べる印象だ。

 iPhone 16は急速充電にも対応しており、20W以上の充電器を使用すれば、約30分で50%まで充電が可能だ。

●カメラは1200万画素から4800万画素に 暗所に強いのもうれしい

 本稿ではiPhone 13 miniとiPhone 16の比較となるため、技術進歩の速さを考慮すると単純な比較は難しいが、カメラシステムにおいて大幅な進化が見られる。

 まず、メインカメラの解像度が1200万から4800万へと大幅に向上している。iPhone 15世代から搭載されている高解像度センサーはピクセルビニングを使用し、暗い照明下でも明るい写真を撮影できる。2倍クロップでのズーム撮影と、Apple ProRAWによるRAW撮影も可能となっている。

 超広角カメラは両モデルとも1200万画素だが、iPhone 16ではより大きなセンサーとF2.2の絞り値を採用し、低光量下でのパフォーマンスが向上している。また、iPhone 13 miniにはなかった望遠機能として、iPhone 16では広角カメラからのクロップズームとなる2倍光学ズーム相当(52mm)が利用可能だ。明るい場所での撮影に限られるが、ちょっと寄って撮りたいというときに、画質劣化の影響を受けずに撮れるのはやはり便利だ。

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