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“激安”の「日本通信SIM」はどれだけお得? メリットや注意点、通信速度を検証

ITmedia Mobile / 2024年12月12日 15時21分

月3GBの料金比較

・日本通信:月額730円

・LINEMO:月額990円

・楽天モバイル:月額1078円

 日本通信はデータ使用量の上限を設定できるのが安心です。データ使用量が1GBを超えた場合、あらかじめ設定した上限までデータ容量が自動追加されるので、都度追加する必要がありません。使用量が設定した上限に達すると速度制限がかかり、「知らないうちにデータをたくさん使ってしまい高額の請求が来た」という心配がなく安心です。

 また、例えば上限を3GBに設定し、実際には1.5GBしか使わなかった場合も、2GB分の料金しか請求されません。逆に、容量が足りなくなりそうなら、月途中でもマイページから上限を増やせます。

 もちろん、月20GBの合理的みんなのプランも、月50GBの合理的50GBプランも圧倒的な安さです。前回の記事で解説した通り、ahamoやLINEMOは月30GBに5分かけ放題がついて月額2970円ですが、日本通信なら20GBと5分かけ放題で月額1390円、50GBと5分かけ放題で月額2178円です。一昔前なら考えられないレベルの安さになりました。

 日本通信は音声通話もお得です。国内通話料は30秒あたり11円と大手キャリアの半額です。通話は専用アプリ不要で、端末に最初からインストールされているアプリが使えます。自動プレフィックス番号付与でもないため、高音質なVoLTEで通話できるのがメリットです。

 さらに、合理的みんなのプランと合理的50GBプランは、5分かけ放題か70分の無料通話が選べるのも地味にうれしいポイントです。筆者は通話の頻度は少ないものの、たまに通話が5分を超えてしまい、通話料金がかかることがあります。しかし、70分の無料通話なら1回の通話時間を気にする必要がありません。

●気になる通信速度を測定

 最も気になるのが通信速度です。日本通信を含むMVNOでは、昼や夕方に速度が遅くなることがあります。そこで実際に通信速度を測定してみました。

測定の条件

・測定期間:11月18日(月)~11月22日(金)

・測定場所:福岡市内の筆者の自宅

・測定端末:AQUOS wish2

・測定アプリ:ドコモスピードテスト

・測定方法:5GをOFFにし、4Gのみで測定

 ほとんどの時間は快適な速度が出ていますが、やはり昼12時30分と夕方18時は速度が低下しました。ただ、昼12時30分は5日間の平均が4.08Mbps、最も遅い日でも3.79Mbps出ていました。夕方も最も遅い日で5.7Mbpsです。スマホの通信速度は3Mbpsも出ていればYouTubeの高画質動画も詰まらずに視聴できるので、使用にはほぼ影響がないでしょう。今回は4G通信のみを測定しましたが、5Gで通信できればさらに速くなる可能性もあります。

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