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“激安”の「日本通信SIM」はどれだけお得? メリットや注意点、通信速度を検証

ITmedia Mobile / 2024年12月12日 15時21分

 筆者も最近はサブ回線として実際に日本通信を使っていますが、平日昼でもSNSやwebサイトの閲覧はほとんど問題なくできています。時折「いつもより画像の表示が遅いかな?」と思うことはあるものの、ストレスを感じるほどではありません。

 筆者は自身の運営サイトで他のMVNOの通信速度を毎月測定しています。以前のMVNOは12時30分に1Mbps前後に落ち込むのが普通でしたが、2024年夏頃からどのサービスも速度が向上し、最近は遅い日でも2~3Mbps出る場合が多いです。スマホの通信速度はエリアや環境によって異なるので一概にはいえないものの、ライトな使い方であれば昼や夕方でも問題なく通信できるでしょう。

●日本通信の注意点は? 店舗サポートなし、eSIMの手数料も難点

 一方、日本通信にもいくつか注意点があります。

 最大の注意点は店舗サポートがないことです。契約ができる店舗は北海道、福島県、千葉県、長野県に計8店舗のみで、契約もその後の各種手続きも基本的にはWebで行います。Webでの手続きは難しくないものの、店舗が必要な人は楽天モバイル、Y!mobile、UQ mobileやahamoなどを選びましょう。

 また、日本通信はドコモ回線を使っています。ドコモ回線は近年、いわゆる「パケ詰まり」をはじめとした通信品質の低下が話題になっており、注意が必要です。特に都心部で使う人が他社回線から乗り換える場合は「つながらない」「速度が極端に遅くなる」といったことがないか、現在ドコモ回線を使っている周囲の人に確認してから乗り換えるのがよいでしょう。

 なお、日本通信は時間帯によって速度が低下します。今回の速度測定では最低限の速度は出ていましたが、昼休みでもデータをガンガン使いたい人はahamoやLINEMOの方が安心かもしれません。

 各種手数料にも注意してください。まず、日本通信は契約時に3300円の初期手数料がかかります。初期費用の割引キャンペーンも実施していません。

 できるだけ初期費用を抑えたい人は、Amazonなどで販売されているスターターパックを利用しましょう。スターターパックは初期手数料が無料になる「エントリーパッケージ」と同じもので、スターターパックの購入金額と初期手数料3300円の差額分だけお得になります。Amazonでは時期により2500円程度に値下げされることがあり、Webで直接申し込むより7~800円ほど節約が可能です。

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