シャープが決済端末を提供 コード決済を0.7秒で認識、のぞき見防止「ベールビュー」も

キャッシュレス決済端末「UA-P10NA」を提供開始

　シャープは、12月20日からNTTデータと共同開発したキャッシュレス決済端末「UA-P10NA」を提供開始する。

　本製品はNTTデータが提供するクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」に対応し、クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済などの決済手段に対応。6型ディスプレイ搭載のスタッフ側と顧客側に分かれたセパレートタイプで、限られたスペースにも柔軟に設置できる。

　スマートフォン「AQUOS」の開発で培った基板やアンテナ設計などの通信技術や、のぞき見を抑制する独自のベールビュー技術も採用。QRコード決済では、端末にQRコードをかざしてから0.7秒で認識する快適な決済処理を実現したという。

　この他、同社がEMM（Enterprise Mobility Management）サービス「LINC Biz EMM」の開発で培った端末の遠隔管理技術を応用。複数の決済端末の稼働状況をクラウドを介して一元管理できる遠隔管理システムを共同開発し、トラブルの抑止をはじめ、万一トラブルが発生した場合も迅速な解決を支援するとしている。