ドコモとauは障害起きていなかったのに……「ダウンディテクター」が誤解広げた?

ITmedia NEWS / 2018年12月7日 12時0分

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ソフトバンクで障害が出ていた同時刻に、他の多数のサービスでも「障害情報」が上がっていたことが、障害状況グラフから見て取れる。ソフトバンク以外は“誤報”とみられる

 ソフトバンクの携帯電話サービスで12月6日に大規模な通信障害が発生し、日本中のユーザーが影響を受けた。発生当初は、障害情報サービス「ダウンディテクター」を使って状況を確認する人も多かった。

 ダウンディテクターは、通信やWebサービスなどがダウンしたときによく参照される。米シアトルに本社を置くOoklaという企業が提供しており、各サービスの障害がいつ発生し、世界中のどこで起きているかなどを、リアルタイムに確認できる。

 ただ、ダウンディテクターの情報はさまざまなデータを分析した推測に基づいており、サービス提供企業からの正式な情報ではない。情報源の一つはTwitterだ。各サービスのページには、「障害発生報告」として、障害について報告しているツイートを自動抽出して掲載している。

 情報収集の方法について、ダウンディテクターのサイトには、以下のように書かれている。

 「ダウンディテクターは様々な情報源から障害状況レポートを収集します。収集したデータをリアルタイムで分析することにより、私たちのシステムはかなり早い段階で自動的に障害やサービスの中断を探知することが可能です。分析するレポートの情報源のひとつがツイッターです」

 つまり、Twitterに「ソフトバンク携帯で障害が起きている」といった内容が多数投稿されると、ダウンディテクターが「ソフトバンクで障害が発生している」と判断する――といったイメージだ。情報源はTwitter以外にもあるようだが、Twitterの役割は大きいと考えられる。

 また、各サービスのページ上には掲載されている、一般のユーザーによる障害報告のツイートについてダウンディテクターには、「免責事項」として、こう書かれている。

 「ダウンディテクターのソフトウェアはネット上の障害に関連するツイートを選び出して表示します。ツイートの内容の正確性は保証できません。ツイートの選択アルゴリズムの改善には取り組み続けていますが、『誤判定』や『誤検出』されたツイートを表示しないと保証することはできません」

 ダウンディテクターのツイート解析システムはまだ発展途上で、誤判定もあると提供元は認めている。

●ドコモ、auでも障害と「誤報」

 ダウンディテクターがこういったシステムになっているため、“誤報”もあり得る。ダウンディテクターで6日の障害の履歴を見ると、障害がなかったはずのauとNTTドコモでも、障害が発生したと出ている。これを見て「ドコモやauでも障害発生」と誤解し、ツイートで拡散する人も多く、ドコモとKDDIには多くの問い合わせがあったようだ。

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