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ガッチリとピントが合うスマートグラス「VITURE Pro」の使いやすさはもっと知られるべき

ITmedia NEWS / 2024年8月31日 14時20分

 そして、なぜこんなことが起きるのかというと、繰り返しますが、視度調整がいい働きをしているわけです。従来の大画面テレビでは、画面サイズは大きくなりますが、視聴距離も遠くなるため、どうしても微細な変化に気づきにくくなります。私自身がそうですが、老眼が始まってくると、どうしても人の能力としてのピント調整の部分弱くなってきていますから、余計に差を感じることになった部分もあるでしょう。

 昼間にデスクで試したときと、夜ベッドで試したときも、やはり視度調整は少しいじりました。でも、そうすることで、常に鮮明な映像を楽しむことができるのであれば、このひと手間はむしろ喜んでやるというものです。まるで自分の視力に完璧にフィットした専用デバイスを使っているかのような快適さがあります。

 VITURE Proでは、「SpaceWalker」というスマートフォンアプリが用意されています。ファームウェアアップデートもこのアプリ経由になるので、インストール必須ですが、SpaceWalkerだけで全部できるというものではありません。

 SpaceWalkerは要するに仮想ディスプレイを実現するためのアプリなので、たくさんの画面を表示したり、2Dと3D表示を切り替えたりするのは楽に使うことができます。ただ、ブラウザはそのアプリ内のものを使う必要がありますし、各種ビューワーもありますが、ここに関しては普段スマホで使っているものを使う方が楽です。

 一応、フォローすると、SpaceWalkerを起動するとスマホをそのままトラックパッドのように使うことができるので、使い勝手そのものは決して悪くありません。マルチディスプレイも最初はびっくりするレベルです。また、グラスは外部を見える状態にして、ディスプレイを縮小表示にして四隅のどこかに配置することができるアンビエントモードと呼ばれる機能は、これはこれで究極のながらツールとしてニーズがあるはずです。

 ただ、日々使うとなると、スマホの外部ディスプレイとして快適に使うことができれば、それ以上のことはないわけですということです。なにしろ、いつものアプリがそのまま使えますから。そして、VITURE ProはSpaceWalkerを起動しなくても、USB-Cケーブルを差すだけで、スマホの外部ディスプレイとして、ミラーで使うことができます。

 また、これはGalaxyユーザー限定の話になってしまうのですが、Galaxyには以前からスマホに外部ディスプレイをつなぐとスマホの機能はそのままで表示だけPC画面のようになる「DeX」という機能があります。これが実にVITURE Proと相性がいいのです。

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