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年末の大掃除で注意したい、テレビや冷蔵庫のNGお手入れ パナソニックが教える、適切な「家電の大掃除」とは

ITmedia NEWS / 2024年12月28日 10時5分

 自動製氷機の給水タンクや浄水フィルターがある場合、それらも取り外して水洗いする。なおパーツの取り外しは、取り外せないパーツを無理に外さないよう、必ず取扱説明書を読んでから行う。

 パーツを外した冷蔵庫内の掃除は、ぬるま湯で水拭きが基本。隙間の汚れには柔らかいブラシなどを使う。ドアパッキンの汚れはそのまま放置すると劣化を引き起こし、冷気漏れの原因になるため、湿らせた布で拭いた後、水分が残らないよう空拭きすることを勧めている。

 冷蔵庫の周辺などの掃除も必要だ。冷蔵庫の周辺にホコリがたまると放熱妨害の原因になり、電気の無駄使いや故障につながる。また、コンセントにホコリがたまった状態で放置すると、火災や感電の原因にもなる。コンセントから電気プラグを抜いたことを確認し、乾いた布や掃除機などで掃除するよう呼び掛けている。

 なお年に1回の大掃除だけでなく、定期的な清掃も大切とのこと。庫内のトレイなどは3カ月に1回、給水タンクは1週間に1回程度の頻度で掃除することを推奨している。

●洗濯機の掃除 ポイントはカビ対策

 パナソニックによると、洗濯機の掃除ではカビ対策がポイントになる。特に洗濯後の洗濯物にイヤな臭いや黒い汚れが残っている場合、洗濯槽に黒カビが発生している可能性があるため、槽の裏側まで清掃できる塩素系のクリーナーを使うのが良いという。

 洗濯槽クリーナーは大別すると、汚れをそぎ落とす「酵素系」と、汚れを分解する「塩素系」の2種類がある。パナソニックは「市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り洗浄剤での効果は検証していないので分からない」としつつ、「『台所用塩素系漂白剤』や『酸素系漂白剤』、界面活性剤入りタイプ、塩素系の洗濯槽クリーナーでも高発泡タイプは泡立ちが多くなり、途中で排水される可能性があるので使用しないことを勧める」としている。

 洗濯槽内を掃除する際も注意が必要だ。例えば重曹を使う場合、重曹は洗浄力が弱いため、洗濯槽の掃除には多くの量が必要になる。結果、重曹の溶け残りが、縦型洗濯機の底にある回転羽根にたまり、故障の原因になる可能性があるという。お酢やクエン酸についても、槽内の金属部品を酸化させ、サビを引き起こす恐れがあるため、パナソニックは重曹やお酢、クエン酸は使用しない方が安全としている。

 洗剤ケースや糸くずフィルターの手入れも忘れずに行いたい。取り外した後、絡まった糸くずなどを取り除いてから、ぬるま湯で注いだり、歯ブラシで擦ったりして汚れを落とす。仕上げにキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、元に戻せば完了だ。

 黒カビの予防には、日々の対策が有効という。洗濯をする際に洗剤の量を守り、カビの栄養分となる溶け残りが出ないようにする他、週に1回、洗濯終了後に乾燥運転をして湿気を飛ばし、カビが発生しにくい環境を作るなどの対策があるとしている。

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