NHKよるドラ「だから私は推しました」 札束勝負の投票企画、過酷なギャラ問題……アイドル業界とオタ活の巨大な暗黒面に斬り込む4話

ねとらぼ / 2019年8月24日 9時23分

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「だから私は推しました」4話を振り返り。事件現場の目撃者で、愛の面通しをするという役どころが安藤サクラ。二度見した

 NHK「よるドラ」「だから私は推しました」(NHK・土曜23時30分~)第4話。

 推しているアイドルが、はじめての大舞台に挑むという、オタク的には「応援してきてよかった!」という幸せな瞬間が訪れる。しかし、そこに至るためには、えげつない現実とも向き合わなければならなかった。

●エグイ投票システムとアイドルのギャラ問題

 遠藤愛(桜井ユキ)が神推ししている地下アイドル・ハナ(白石聖)。彼女の所属するグループ「サニーサイドアップ」が、「TOKYO IDOL FESTIVAL」っぽいアイドルフェス「IDOL SUMMER FESTIVAL」のステージバトルロワイヤルに挑戦することになる。

 ただ、すんなりとフェスに出演できるわけではなく、投票イベントで上位に入賞したグループだけが出演権を獲得できるというシステム。

 フェスへの出演権を賭けた投票企画はよくあるが、アニサマの投票システムはかなりエグイ。1500円のフェス公式グッズを購入するたびに投票券が1枚手に入るという、露骨な札束での殴り合いなのだ。

 とはいえ、グループにとって大きなチャンスなのも事実! そんな時、ライブ中にハナが倒れてしまう。

 超・太客&厄介オタだった瓜田勝(笠原秀幸)がいなくなったことでハナの収入は激減。夜は弁当工場、朝はコンビニとバイトを掛け持ちしなければ生活出来なくなっていたのだ。月に60万円は使っていたという瓜田ほどではないものの、愛も月15万円近くは貢いでいるというのに……。

 リア充を装っていたOLが地下アイドルにドハマリし、のめり込むほどに楽しくなるアイドル現場の雰囲気がリアルに描かれてきた本作。ここに来て、札束での殴り合い的な投票や、ファンの貢いだ額に見合わないアイドルのギャラ問題など、アイドル業界の暗黒面も掘り下げてきた。

 「この金、ちゃんとあの子に渡ってるのか!?」と疑問に思ったからといって、フェスの運営や、所属事務所にブチ切れたところで、損をするのは自分の推し。推しを人質に取られている状態のオタクは、黙って金を貢ぎ続けるしかないのだ。

 サニサイのトップオタ・小豆沢大夢(細田善彦)の言う、

 「アイドルにオレたちがプレゼントできる唯一のブレイクスルーは、売れる手伝いをする。これだけなんだよ」

 という言葉に全力でうなずいてしまう。

 売れさえすれば、アイドルもファンも、全員幸せになれると信じたいところだが……。

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