【ナゼ?】高級車だから……ではない!? 「ハイオク指定」の外国車が多い理由

ねとらぼ / 2019年9月12日 9時15分

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「ハイオク指定」の欧州車が多い理由のはなぜ?

 あなたのクルマは「レギュラー」でしょうか、「ハイオク」でしょうか(それとも軽油でしょうか)。

 ハイオクガソリン(無鉛プレミアムガソリン)は、高級セダンやスポーツカーなどの高性能車、上級志向の車種で指定されている燃料です。また、欧州車を中心とする外国車もハイオク指定である車種が多いです。「高級車=ハイオク仕様」は何となく理解しやすいですが、「外国車=ハイオク仕様」でもあるのでしょうか……?

 例えば、フォルクスワーゲン・ゴルフやup!、FIAT・500、スマートなどのように、標準車クラス、小型車クラスの車種も日本ではほとんどがハイオク指定です。

 このクラスだと日本車ならばレギュラー指定が多く、必ずしも高性能でスポーティーな走りを追求する車種でもなかったりするので、あらためて考えると少し不思議です。ランニングコストにおいても、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりリッター10~15円ほど高いですからね。なぜなのでしょう?

●答えは「日本と欧州のガソリンの規格が違うから」

 答えは「日本と欧州のガソリンの規格が違うから」です。

 ハイオクとは「高オクタン価ガソリン」の略が和製英語のように一般単語となったもので、オクタン価の高いガソリン、レギュラーガソリンよりも高いオクタン価のガソリンのことです。ハイオクとレギュラーは、ガソリンと軽油のように性質が違う油種ではありません。

 オクタン価とは「ガソリンエンジン内での自己発火のしにくさ、ノッキング(異常爆発)のしにくさ」を示す数値です。ごく簡単に言えば、オクタン価が低いレギュラーの方が燃えやすく、オクタン価の高いハイオクは燃えにくい特性があります。

 高出力や低燃費性能を狙う高圧縮比ガソリンエンジンでは、適切でない行程(圧縮が高まっていない)のところで異常燃焼してしまう(ノッキングが発生する)と適切にパワーを出せないので実に都合が悪い。だから高性能エンジンにおいてはノッキングが発生しないように、変なところで自己発火してしまわないように、あえて燃えにくいオクタン価の高い燃料を使って、適切な行程で効率よく燃焼できるようにしています。

 日本のガソリンはJIS(日本産業規格)で、オクタン価89以上が「レギュラー」、オクタン価96以上が「ハイオク」と2段階で定められています。しかし海外諸国では、それが3段階あったり、そもそも日本のレギュラーに相当する油種のオクタン価が違っていたりと、国によって差があります。

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