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知らないおじいさんに話しかけられた女子高生→話を聞くと…… 「戦争の壮絶さ」を考えさせられる漫画に衝撃

ねとらぼ / 2024年8月16日 13時33分

知らないおじいさんに話しかけられた女子高生→話を聞くと…… 「戦争の壮絶さ」を考えさせられる漫画に衝撃

突然話しかけてきたおじいさんから言われた話とは?

 終戦の日である8月15日。たまたま出会ったおじいさんが話した戦争体験を漫画にした投稿がX(Twitter)で注目を集めています。これは、語り継ぎたい歴史だ。

●おじいさんから言われた衝撃の言葉

 こちらを投稿したのは、Xユーザーの城之内さん。今回の漫画は、城之内さんが20年ほど前、たまたま出会ったおじいさんから聞いた話をまとめたものです。

 このおじいさんと出会ったのは、電車待ちをしている駅の待合室でした。おじいさんからの急な話しかけに戸惑いつつ、城之内さんは一緒にいた友人と耳を傾けます。話によると、おじいさんはかつて戦争に出兵し、ジャングルの中で戦っていた際、爆撃に遭遇。飛んできた破片を受け、腕にケガをしながら「痛い」「死にたくない!」と思ったそうです。

 そして起き上がった瞬間、横1メートルくらいの場所に爆弾が落下。おじいさんは思わず死を覚悟しました。

 ですが、その爆弾は地面に激突すると、爆破せずそのまま倒れたそうです。こうしておじいさんは九死に一生を得ました。

 思いがけない衝撃的な話に、圧倒される城之内さんたち。直後やって来た電車に乗り込み、おじいさんとは別れます。

 なぜおじいさんが話しかけてきたのか。電車内で考える城之内さん。使命感なのか、ただ話を聞いて欲しかったのか。しかし、こうして漫画に描き起こされ、それを読んだ読者に伝えられるのだから「決して無駄ではなかった」と、城之内さんは思っているそうです。

 戦争体験者も少なくなっている昨今において、戦争の壮絶さを感じさせる今回の作品。漫画を読んだXユーザーからは、同じように見聞きした戦争体験談を思い出す人が多数見られました。

 ねとらぼでは、城之内さんに話を聞いてみました。

●漫画を描こうと思った理由

 ―― なぜ今、この出来事を漫画として描こうと思ったのでしょうか?

城之内 私は長らく趣味で落書き程度のイラストを描いてきました。しかし漫画となりますと、描きたいことを考えまとめて形にすることがどうしても苦手で、できずにいました。長い時間が経った今、ようやく当時経験したことを物語として描き起こすことができるよう、自分の中でまとまったからだと思います。

 ―― この件について周囲の人と何か話したりしましたか?

城之内 当時おじいさんからお話を聞いたことを、家族にも話したりしました。家族にもやはり似たような経験があり、その昔あった出来事を語って聞かせてくれました。

 ―― 今回話題になったことで少なからずおじいさんのお話が広まりました。反響について一言お願いします。

城之内 予想以上の反響に驚いています。100いいねが付けばそれでいいと思っていましたが、実際はその何百倍もの反応が来て、とても嬉しい気持ちです。この先も、皆さまの心にほんの少しでも彼のお話が残れば幸いです。

画像提供:城之内さん

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