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今PCを買うなら「AI PC」にしようと決めた理由 【実用レビュー 最終回】やっぱり最新モデルだとベンチマークテストで実感

ITmedia PC USER / 2024年9月20日 17時0分

 ちなみに、ここで取り上げたEnvy x360 Laptop 14は対象モデルではないが、同社では、au回線を利用した法人向けMVNOサービスの「HP eSIM Connect」を用意している。5G/4G LTE通信を追加料金なしで5年間使えるPCが複数あるので、対象モデルの拡充を期待したい。

 本機が採用するCore Ultra(シリーズ1)は、米国でも日本でもNPUを搭載したCPUとして、“AI PC”を合言葉に華々しくデビューを飾ったが、ご存じの通りAIを前面に打ち出すには時期尚早だ。

 NPUを活用したアプリやユーティリティーは一部が利用可能だが、目玉の「リコール機能」などを始めとして11月以降のWindows Updateを待つ必要がある。既にWindows 11が標準で提供するAI機能は、Qualcomm製SoC搭載の「Copilot+ PC」で実現しているものの、利用できるのは英語のみだったり、リコール機能が使えなかったりと、こちらも不完全なことに変わりはない。

 このように、“AI PC”に過度な期待を持って本機を手にすると面食らうことになるが、今すぐAI PCあるいはCopilot+ PCが必要なのかと言われれば、多くの人には「ノー」というのが答えになるだろう。しかし、今買うならAI PCやCopilot+ PC以外でベストな選択肢があるのかと言われれば、それも同様に「ノー」だ。

 これまで見てきたように、2年前から使っているLAVIE NEXTREME Carbonと比較しても本機の性能の強化と使い勝手の向上は確かめられた上に、今後のAI機能(OS標準に加え、サードパーティー製品を含め)の上積みも期待できる。

 やはり、PCを買うなら予算が許す限り(できるだけ)最新モデルを手にした方が長く使えるというのはAI PCでも同様のようだ。業務用のPCはともかく、快適に使えるノートPCをこれから買うのであれば、最新モデルをベースに価格やスペック、キー配列などの使いやすさをチェックしていくのが王道だろう。

 ただし本機の場合、同社の直販価格はセールなどで大きく変動(原稿執筆時の価格は18万9800円だったが、連載1回目の時は26万4000円だった)するので、購入時は気をつけよう。

(製品協力:日本HP)

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