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私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ~CPU編~

ITmedia PC USER / 2024年9月23日 12時5分

私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ~CPU編~

AutoCAD 2025の動作環境(主に2D図面)より

 本連載では、ビジネスPCを構成するパーツにそれぞれフォーカスを当て、情シスの方々に向けたビジネスPCの選び方を掘り下げていく。今回はビジネスPCの中核をなすパーツ「CPU」にフォーカスを当てて、私たちの“仕事”に適したCPU選びについて詳しく解説していこう。

●CPUを選ぶ前に、まずは業務の洗い出しを

 CPUと一口に言っても、 低価格帯から高価格帯まで、あるいは用途に応じて非常に多岐にわたるラインアップが展開されている。安すぎるCPUを選択すると、業務に必要なアプリケーションの要件を満たせずに動作しない、動作したとしても動作自体が重たくなり、業務効率が低下する恐れもある。

 では、なるべく性能の高いCPUを選べば良いかといわれると、ビジネスPCにおいては必ずしも正しい選択とはならない。ビジネスPCを購入する上で避けては通れない予算の上限があり、限られた予算の中からモデルを選択する必要がある。

 プライベートで使用するPCなら、用途が明確に定まっていないため「今後、ゲームをするかもしれない」など、将来的に必要スペックが上がる可能性があれば、自分自身のお財布と相談して、現状よりもスペックの高いCPUを選択しても良いだろう。

 しかし、ビジネスPCに置いては、ある程度用途が定まっていることから、現状よりもスペックの高いCPUを選択すると過剰な投資となり、最大限の費用対効果を得られなくなる。まずは業務の洗い出しを行った上で、組織に適したCPUを選択したい所だ。

●最小システム要件ではなく、推奨システム要件をクリアできるCPUを選択しよう

 業務の洗い出しを行った後は、利用するアプリケーションのシステム要件をまとめよう。システム要件をまとめた上で、一番高いスペックを求められるアプリケーションのシステム要件を元に、必要なCPUを選択していくのだが、1点気を付けたい点がある。

 ここではオートデスクの「AutoCAD 2025 including specialized toolsets」(以下、AutoCAD 2025)の動作環境(動作要件)を例に挙げて解説しよう。

 AutoCAD 2025の動作環境のプロセッサ(CPU)の部分を見てみると、基本要件と推奨要件の2つが記載されている。ここで言う基本動作環境とは、AutoCAD 2025を最低限動かすためのスペックだと認識しよう。

 アプリケーションの起動や、単純な2D図面の作成であれば動作するものの、複雑性の増す操作を経るごとに動作が重たくなり、業務効率が低下する恐れがある。

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