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待望の新型トラックボールは買いか? ロジクール「MX Ergo S」と「Ergo M575SP」の実機をチェック

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 16時5分

 また、前モデルはPCとの接続にUnifyingレシーバーとBluetoothに対応していたが、MX Ergo SではLogi BoltレシーバーとBluetoothへの対応へと変わっている。

 ロジクールの独自技術となるLogi Boltは、Unifyingと比較してセキュリティの向上と、混線を回避しつつ遅延を低減させられるという機能的メリットを享受できる

 最近発売されたロジクールのキーボード「MX Keys Mini」が、Logi Boltにのみ対応していたため、MX Ergoを利用している筆者の環境では、旧規格のUnifyingレシーバーと新規格のLogi BoltレシーバーそれぞれをPCにつなぐ必要があった。今回の新製品でLogi Boltレシーバーに1本化できることになるので非常にありがたい。

●これを待っていた! USB Type-C対応で最高の親指型トラックボールに

 筆者が愛用しているMX Ergoは2017年に発売されたモデルのため、充電は当初主流だったmicroUSBが採用されている。しかし今では、iPhoneですらUSB Type-Cに切り替わっており、そろそろmicroUSBケーブルを一掃してUSB Type-Cに一本化したいところだった。

 今回のMX Ergo Sでついに待望のUSB Type-C対応となり、ようやくmicroUSBケーブルを処分できるようになった。このアップデートは非常に大きなもので、USB Type-Cに対応しただけで買い換える理由に十分なり得る。バッテリー駆動時間の公称値は、1回のフル充電で最大120日使用可能となっている。

●静音化はオフィス利用にはありがたいが、その分犠牲になるものも

 スペック上のアップデート内容はおおむね喜ばしいものであった。しかし、前モデルと比べて気になるポイントがある。それが、ボタン(スイッチ)の静音化だ。

 前モデルのMX Ergoは特にスイッチの静音化処理は施されていなかった。クリックすると軽快な「カチッ」という音が鳴り、明確なスイッチのフィードバック(スイッチを押した感覚)を得られる。

 今回のMX Ergo Sではスイッチが静音化されており、クリック音が非常に小さくなっている。自宅での利用や、ノイズキャンセルが優秀なZoomなどのオンライン会議ツールでは特に気になるものではないが、静かなオフィスで利用する場合はクリック音が気になることもある。

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