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“VRChat民”歓喜の要素が満載! HTCの新XRヘッドセット「VIVE Focus Vision」 実機に触れて見えた優位性は?

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 21時55分

“VRChat民”歓喜の要素が満載! HTCの新XRヘッドセット「VIVE Focus Vision」 実機に触れて見えた優位性は?

前面にパススルー用カメラを備えた「VIVE Focus Vision」

 HTC NIPPONは9月24日、新型のXRヘッドセット「VIVE Focus Vision」を日本で発表しました。18日にグローバル向けオンラインイベントでも言及していたモデルです。同社はパススルー表示用のステレオカメラを活用したMR機能が充実していることを強くアピールしています。

 価格は個人ユーザー向けのConsumer Editionが16万9000円です。なお米国では999ドルに設定されているため割高に感じられますが、10月17日までに予約すれば7種類以上のゲームと「VIVE 有線ストリーミングキット(DisplayPort モード対応)」(2万9000円)が付属するキャンペーンも行われます。

●技術革新を続けてきたHTCが送り出す新モデル

 HTCは1997年に携帯電話をリリースして以来、08年には世界初のAndroidスマートフォン「HTC Dream/Mobile G1」を発売するなど、業界をリードしてきました。

 HTC Corporationのチャールズ・ホアン氏(副社長 兼 HTCグローバルセールス&マーケティング統括、写真左)は、「HTCのビジョンは明確だ」と話します。

 「われわれは、人間のテクノロジーとの関わり方を進めることに全力を注いできました。これから先も人とテクノロジーをつなげ、テクノロジー製品の融合が世界中のユーザーにとってシームレスな体験となることを目指します。それがVIVEREALTYと呼ばれるものになります」(ホアン氏)

 そのチャレンジの一環として開発されたのが、数多のVRコンテンツが流通しているPC VRの市場と、単体で動作するスタンドアロンのVR端末を融合させた「VIVE Focus Vision」だといいます。

●既存のプロセッサのパワーを引き出す構造に

 2016年、HTCはValve(PCゲームプラットフォームのSteam運営企業)と共同開発したVRヘッドセット「HTC Vive」を発売しました。HTC Viveのために開発されたトラッキング技術の規格「Lighthouse」は、コンシューマー向けVR機器のスタンダードとなり、現在も高精度なフルトラ(フルボディートラッキング)を求めるユーザーから評価されています。

 しかし、部屋に外部センサーを設置しなくてはならないLighthouseは、新規ユーザーが参加する際のハードルの高さにもつながっています。その点を考慮し、HTCは外部センサーを使わないインサイドアウト方式のVRヘッドセットも開発してきました。

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