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試して分かった「Core Ultra 200V」の実力! Intelの新型CPUはゲームチェンジャーだと思ったワケ 現行ノートPCとの決定的な違いは?

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 22時15分

PCMark 10の結果

 CPUに特化したテストを終えた後は、総合的なベンチマークテスト「PCMark 10」を実行してみよう。

 こちらはACアダプター駆動とバッテリー駆動のそれぞれで、MyASUSのファン回転設定を「ウィスパー」「スタンダード」「パフォーマンス」「フルスピード」の4つを切り替えつつテストを行った。Windows側の省電力設定は「バランス」で固定している。総合スコアは以下の通りだ。

・ACアダプター駆動

・ウィスパー:7090ポイント

・スタンダード:7142ポイント

・パフォーマンス:7162ポイント

・フルスピード:7294ポイント

バッテリー駆動

・ウィスパー:4557ポイント

・スタンダード:4887ポイント

・パフォーマンス:4940ポイント

・フルスピード:6794ポイント

 基本的には、ファンの風切り音が大きくなるほどスコアが伸びるという感じだ。名前通り、フルスピードだとファンがかなり高速に回るため、静かな場所での利用には向かない。普段はスタンダードで使うのが吉である。

 Core Ultra 200Vプロセッサは、全モデルがパフォーマンスコア(Pコア)4基+高効率コア(Eコア)4基の計8コア構成だ。しかも、Pコアではマルチスレッド機構を廃止している。しかし、PCMark 10のスコアを見る限り、競合の8コアCPUと比べてもAC駆動時の性能面では遜色ない。

 ただ、先ほどのCINEBENCH 2024のスコアと同様に、バッテリー駆動になるとAC駆動の6~7割程度の性能となってしまう。とはいえ、MyASUSでファン速度をフルスピードに設定するとACアダプター駆動時の9割程度の速度は出るようになる。

 本製品の場合、バッテリー駆動時でもパフォーマンスを引き出したいなら「ファン設定をフルスピードに」を忘れないようにしたい。

3DMark

 Core Ultra 7 258Vは、GPUとしてIntel Arc Graphics 140Vを統合している。そのパフォーマンスを確認すべく、「3DMark」の主要なテストを実施してみた。総合スコアは以下の通りだ。

・Fire Strike(DirectX 11/フルHD):8433ポイント

・Fire Strike Extreme(DirectX 11/WQHD):4130ポイント

・Fire Strike Ultra(DirectX 11/4K):2213ポイント

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