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約3万円のジンバル内蔵Webカメラ「Insta360 Link 2/2C」を試す 段違いの高画質に驚いた

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 22時0分

 ジンバルの数は3つから2つに減りました。傾いた場所にも設置できるのがInsta360 Linkのセールスポイントでしたが、Insta360 Link 2は純粋にノートPCやデスクトップモニターの上に置く(=平行がとれている場所に置く)ことを想定して2軸ジンバルとしたのでしょう。

 追加された新機能も、ビジネス用途を強く意識しています。「ポーズトラックエリア」はジンバルの可動範囲を設定するものです。ユーザーが歩き回ってプレゼンをしているとき、「まだジンバルの可動範囲内だけど、設定した角度を限度としてカメラの動きを止めてほしい」といった場合に活用できる機能です。

 さらに、従来は認識マーカーを設置した場所をホワイトボードとして認識し、画角をユーザーからホワイトボード、またはその逆となるようにスイッチングできましたが、Insta360 Link 2シリーズでは認識マーカーがなくてもホワイトボードの設定が可能になりました。

 また、背景のぼかし、ボケ、置き換えやフィルターなどをInsta360のコンパニオンアプリ側で設定できるようになりました。被写体と背景の認識力というか、背景の切り抜き力は既存のオンラインミーティング用アプリよりも精度が高い印象です。

 プライバシーモードに設定すると、カメラやレンズが下向きとなる点など、前モデルに準じている機能もあります。一目でカメラが向いていないことが分かるため、ユーザーからの評価も高かったのでしょう。

 なお、下部にある丸いマークはタッチキー(タッチパネル)です。シングルタップでAIトラッキングの開始/停止、ダブルタップでレンズを中央位置に戻せます。

●高画質据え置きWebカメラとして使う「Insta360 Link 2C」

 コンパクトかつクラシックの意味を込めて「C」の文字が使われているInsta360 Link 2Cは、ジンバルが省かれたモデルです。しかし、Insta360 Linkシリーズの被写体を追いかけるという理念は失われていません。

 ズームを駆使したオートフレーミング機能により、1人のときは主にバストアップに拡大、多人数が並ぶときはズームアウトして全員が画角に入るように自動調整してくれます。

 メーカーとしては、トラッキング人数は2~3人がベストとのこと。オンラインミーティングの小さな画面ではそれ以上の被写体が小さな枠に収まっても見にくいだけですし、実用面において相応な要素といえるでしょう。

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