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約3万円のジンバル内蔵Webカメラ「Insta360 Link 2/2C」を試す 段違いの高画質に驚いた

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 22時0分

 常にカメラ/レンズが前を向いた状態となるため、プライバシーモードとして物理シャッターが採用されています。一見したときに判断しやすくなるように、赤いシャッター幕となっているのもポイントです。

 カメラ/レンズ横の丸いくぼみはタッチキーです。ダブルタップでズーム倍率が1.5倍になります。

●ノートPCの内蔵カメラとは段違いの画質

 近年、駅や商業施設などでの設置が進んでいるボックス式のシェアオフィスで使ってみました。照明が設置されており、人間の眼には十分な明るさがあると感じる場ですが、Webカメラにとってはそうではありません。

 今回はM1 MacBook Airを使いましたが、内蔵のWebカメラで撮った映像は低照度であることを補うべく補正効果が強まっています。

 その結果、相手に届く映像はアニメ的というか、塗り絵のごとく低階調のビジュアルとなりがちです。さらに椅子の真上にある照明が顔の凹凸に強い影を落としているため、目元が沈み込んでいます。

 目の下にクマがある、どころの騒ぎではありません。いつものプロジェクトメンバーとのオンラインミーティングであればこれでも良いですが、営業先とのミーティングではあまり使いたくないと感じる絵面になります。

 対してInsta360 Link 2シリーズで撮った映像は高精細でダイナミックレンジが広く、適切な補正により顔にかかる影も上手に低減してくれます。このハイライトとシャドーのバランスの良さはお見事です。

 斜め下にレフ板を置いて、顔の明るさを持ち上げたくなる晴天の屋外からオンラインミーティングしなければならないときも、十分な効果を発揮してくれるでしょう。

 自分の顔を撮っておいて何を言うんだという自問自答が脳裏をよぎりますが、これは良い顔をミーティング相手に届けられるWebカメラです。正直いってめちゃくちゃ感心しました。

 オートフォーカスも速い。顔へのフォーカスを優先しているために、商品プレゼンの時などは顔を手か商品で隠す必要がありますが、フォーカス位置が変わる撮り方をしていても快適です。

●喋り声への影響が少ないノイズキャンセリング

 映像品質と同じく感銘を受けたのが、マイクの録音品質です。前述したボックス式のシェアオフィスは空調の通気口が近い場所にあるため、強いノイズにまみれがちです。

 オンライン会議アプリのノイズキャンセリング機能も、年々その精度と効率を高めてきていますが、ボリュームの大きなノイズが入ると声への影響が大きく、たまに声がブツブツを切れてしまいます。ミーティング相手にとっては、今何を言っていたのかが判断しにくく、ミーティングの進行の妨げとなります。

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