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Core UltraになったタフネスPC「TOUGHBOOK FZ-G2N」の実機をアレコレ試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月29日 17時0分

●2024年のTOUGHBOOKはやっぱりCore Ultraでなくちゃ

 今回評価するFZ-G2の最新モデル「FZ-G2N」では、従来モデル「FZ-G2E」(2023年7月発表)から次の点が強化された。

・CPU:第12世代CoreプロセッサのCore i5-1245U→Core Ultra 5 135U

・メモリ:LPDDR4x SDRAM 8GB→LPDDR5x SDRAM 16GBに

・リアカメラ:有効画素約800万画素15fps→約1260万画素(静止画)/約940万画素(動画)30fps対応。F値も従来の2.4→1.8に(フロントカメラは約200万画素/30fps)

・Bluetooth:v5.1→v5.3

 CPUとメモリの変更は処理能力に直結する大きな変更だ。従来モデルは第12世代Coreプロセッサシリーズだったが、新モデルではCore Ultra(シリーズ1)となる。世代でいうと「2世代前?」とそれほど時間を感じさせないのに、「従来モデルはAlder Lake(開発コード名)だったのが新モデルではMeteor Lake(同)になった」というと不思議なもので「お、けっこう間が空いたのね」と不思議に感じてしまう。

 それはともかく、Core Ultra(シリーズ1)とそれ以前のCoreプロセッサシリーズとではCPU内部の構造がだいぶ進化している。処理能力重視のPコアと省電力を重視したEコアが第12世代と同様ながら、Core Ultra(シリーズ1)からは低消費電力動作により特化した低電圧(LP)コアが追加され、消費電力の改善とそれを起因とするバッテリー駆動時間の延長を実現したという。

 また、PコアもEコアも1クロック当たりの実行命令数が向上するなど処理能力が高まっている。

●“UltraなTOUGHBOOK”はどこまで使えるのか

 とはいえ、従来モデルからCPUの世代は更新されたものの、それは2024年第3四半期における最新世代(Core Ultra V200シリーズ/開発コード名:Lunar Lake)ではない。なお、処理能力に関するシステム構成を確認してみると、メモリの容量は16GB(LPDDR5-6400)、ストレージは512GBのSSDを採用している。接続バスはPCI Express 4.0 x4(NVM Express 1.4)で、レビューした評価用機材には、Phison Electronicsの「PHPML512GEPTK-TB-PM0001」が搭載されていた。

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