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Core UltraになったタフネスPC「TOUGHBOOK FZ-G2N」の実機をアレコレ試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年11月29日 17時0分

 また、FZ-G2Nで大容量バッテリー(68Wh)を搭載した状態では動画再生が約12時間、アイドル状態で約27.5時間の連続動作が可能だ。なお、キーボードベースを装着した場合、標準バッテリーで動画再生時もアイドル状態でも30分駆動時間が短くなるという(いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0)。

 今回の評価では、実際のバッテリー駆動時間を調べるために標準バッテリーの構成でキーボードベースを装着した状態で、電源プランをバランス、ディスプレイ輝度を10段階の下から5段階にセットしてPCMark 10のBattery TestのModern Officeで測定したところ、6時間5分(Performance:5424)となった。

●数値や規格で表せないTOUGHBOOKだけが持つ価値

 FZ-G2シリーズの“2024年モデル”としては、ここまで紹介してきたCPUとシステムメモリの強化、それに伴うバッテリー駆動時間の延長とリアカメラの有効画素数の増加が主な変化となる。それ以外の部分においては、従来のFZ-G2シリーズが有していた「フィールドワークに求められる使い勝手を十分に取り入れた堅牢タブレット」の特性を継承している。

 リアカメラの強化については、フィールドワークで現場の様子をデジタルカメラで撮影して、作業検討や業務報告、さらには現場からのリアルタイム報告にWeb会議ツールを利活用するケースが増えている。

 このとき、今回のモデルで強化されたリアカメラからの画像は現場の状況を正確に伝えるために非常に有用といえる。また、F値が1.8と“明るいレンズ”となったことで、フィールドワークでありがちな「日が十分差さなくて暗めの写真が量産される」といった事態も減るはずだ。

 フィールドワークの特殊事情という意味では、大音量スピーカーも意外な必須アイテムといえる。TOUGHBOOKは、工場であったりプラントであったりと、大きな騒音が発生している現場で活躍することも多い。

 加えて、現場とバックアップオフィス(サポート拠点やコントロールセンター、開発室など)とのやりとりを音声チャットやビデオチャットで行うことも増えている。そのような現場だからこそ大音量スピーカーは必須条件といえる(本機の音圧レベルは88dB)。

 本体に実装するインタフェースも、従来モデルと同様だ。使用していないときはロック機構を備えたカバーで多い防じん/防水を維持する。また、観測機器や測定機器、非接触タイプセンサーなど多種多様なデバイスの利用が想定されることもあって、モジュールタイプのインタフェースを必要に応じて組み込むことも可能だ。

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