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マウスコンピューターのG-Tune改め「G TUNE」が20周年! 価格も期待できる記念モデルの仕上がりは? 徹底レビュー

ITmedia PC USER / 2024年12月11日 12時5分

 大きくUSBというくくりなら左右に2ポートずつあるので右利き、左利きどちらでも対応できそうだ。そしてデスクトップ代替で常時接続するタイプのポートは背面にまとまっている。

 独自端子を採用した定格210WのACアダプターが付属する。電源ケーブルは3ピンタイプだ。ACアダプター本体部分のサイズは約136(幅)×68(奥行き)×25(高さ)mmで、持ち運びにはやや大きい。本体の背面にあるUSB Type-C端子がUSB PD(Power Delivery)に対応しており、100W以上のUSB PD充電器が使える。

 ただし、100WのUSB PD充電器を接続している時は、付属のACアダプター接続時と比べて同じベンチマークテストでもスコアが低下した。本来なら210Wを要求しているPCを100Wで動かしているのだから当然だ。

 つまり、出先でゲームを楽しみたいという時は付属のACアダプターを携行し、出先で行うのがグラフィックス性能を必要としないビジネスユースやライトユースなら100W程度のUSB PD充電器で持ち運ぶ道具を軽量化するといった使い分けがよさそうだ。

●GPUの性能を引き出すスペック構成ながら価格は抑え目

 ここからは内部スペックを見ていきたい。CPUはCore i7-13620H(10コア16スレッド)だ。Pコア6基、Eコア4基といった配分で、ターボブースト時の最大クロックは4.9GHzとなってる。消費電力はベース45W、最大115Wだ。本製品がターゲットとするゲームの必須要件はおよそ満たせているだろう。

 GPUはGeForce RTX 4050 Laptop GPUで、GeForce RTX 40シリーズのLaptop GPUとしてはエントリークラスだ。CUDAコアは2560基、グラフィックスメモリはGDDR6で6GB、消費電力は35~115Wとされる。

 いわゆるAAAタイトルをターゲットにすると、フルHDでも高画質設定で60fpsは少々厳しく、画質設定を引き下げたり、DLSSを利用したりしてプレイ可能なフレームレートまで持っていくといった運用が想定される。ただ、eスポーツタイトルのように、そもそも軽量なゲームであれば本製品の最大解像度/高画質設定も視野に入ってくる。

 メモリは標準で16GBを搭載している。DDR5-4800で8GB×2枚のデュアルチャネル構成となる。BTOカスタマイズで増量ができないところが注意点だ。本製品が想定するゲームについては現状16GBで不足することはないと思われるが、ゲーム配信をしたくなった時や、写真/動画の編集、AIなどを試してみたいといった用途が出てくると足りなくなるだろう。ただし、SO-DIMMスロットを利用しているようなので、保証対象外の行為となるが、ユーザー自身が換装することは可能と思われる。

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