生後2カ月の子供のステロイド使用は大丈夫?

イクシル / 2014年10月10日 8時0分

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湿疹などの治療に利用されるステロイド剤は、効果が高い反面、副作用を心配する声も多く聞かれます。小さな子供へのステロイド剤の使用について「なるカラ」に相談がありました。看護師さん達はなんと答えているでしょうか?

ママからの相談:「生後2カ月くらいの小さな子供にステロイド剤を処方することは普通のことでしょうか?使っても問題なかったのか、不安に感じています」

子供が2カ月の頃、湿疹や皮膚のただれがひどかったため、小児科と皮膚科を受診したところ、両方でステロイド剤を処方されました。無事、湿疹などは治りましたが使って本当に良かったのか、後から不安に感じているというママからの相談です。

『子供が生後2カ月になる頃、脂漏性湿疹や皮膚のただれがひどくなり、小児科と皮膚科を受診したところ、両方でステロイド入りの軟膏が処方されました。初めはキンダベートを使用していましたが、症状が悪化してしまい、次にリンデロンVG軟膏が処方されました。産まれて間もないこともあり、ステロイド剤の使用についてやや抵抗がありましたが、何をやっても良くならなかったためステロイド剤を使用したところ、1カ月ぐらいで治りました。治って良かったと思う反面、2カ月の子供にステロイドを塗っても良かったのかなと、今でも少しもやもやしています。2カ月の子供にもステロイドを処方するのは、普通のことなのでしょうか?(30代、女性)』

医師が必要と判断し処方した薬なので、指示に従って使用すれば問題ないでしょう

小児科でのステロイド剤の処方は一般的で、医師が診断の結果必要と判断して処方した薬を、指示通りに使用すれば問題はないと教えてくれました。

『ステロイドの塗り薬の処方に関しては言えば、小児科では珍しいことではありません。皮膚科ですと、特に皮膚の専門も先生が診察されたうえで出されたものなので、問題ないと考えます。私が勤める小児科では、2、3日塗って効果がなければ、皮膚科を受診するように勧めています。(看護師)』

『お薬には作用と反作用があります。ステロイドに関しては、反作用に関する情報が多くありますが、誤った使い方をしなければ、とても有効な薬です。ステロイドの薬は、短期間に効果を発揮し、虫刺されでひどく腫れた場合、化のう止め、アトピーを含むジュクジュクした湿疹などにも、良く使用されます。大人だから、子供だからといった区別をつけることはありません。今回の場合、反作用よりより、作用のほうが効果が大きい、という理由から処方されたのでしょう。小児科、皮膚科と両方の先生を受診され、処方されたものですので、気にされる必要はないと考えます。肌に赤みやただれがあるときのケアですが、軽く抑えるようにして汚れを取り、温めたガーゼやミニタオルでこすらないようにふき取って、皮膚の清潔を保ってあげてください。(小児科、皮膚科看護師)』

『リンデロンも小児科で一般的によく処方されるので、安心して良いでしょう。たしかにステロイドを含んでいますが、やはり治りの具合が良いことと、使用量が少量であることから使われています。ステロイドだけに限らず気にすべき成分はたくさんありますし、気にし始めると市販の食品や、医薬品や予防接種ワクチンなども使えなくなってしまいます。必要なものを必要な時に、安全な方法で用いることが大事だと考えます。(管理栄養士) 』

『ステロイドには強い物から弱いものまで種類がたくさんあります。ステロイドの副作用を心配される方は多いですが、とても有効なお薬で、小児科ではキンダベートをよく処方します。使用する部位や症状の程度によって使い分けますがキンダベートは弱いステロイドで皮膚の薄い顔にも使えるお薬です。症状が改善してきたら、その後保湿剤と混ぜてもっと薄めたり、その後に保湿剤のみで皮膚を保護する、という段階を踏んで使います。ただし、自己判断は禁物です。だらだらと使ったり、オムツかぶれと自己診断してステロイドを使ったらカビだったので悪化してしまうケースが多く聞かれます。 なんにでも塗るのではなく、使用の際は医師の指示に沿って正しく使いましょう。(小児科看護師)』

湿疹や肌のただれ治療のポイントは、医師の診断のもと処方された薬を正しく使うこと。早く治癒できるよう、肌を優しく清潔にケアすることも大切です。温かく子供をサポートしてあげましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

イクシル

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