食材の放射能汚染が心配。妊娠中に気をつけた方がよい食べ物はある?

イクシル / 2014年10月11日 9時0分

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お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんは、普段自分が口にする食事について色々と気を遣うものです。現在妊娠7カ月の妊婦さんから、食品に含まれる放射線量を心配する相談が、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」に寄せられていますが、看護師さんや薬剤師さんたちはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。

食品の放射線量について妊婦さんからの相談:現在妊娠7カ月。食事には気を遣っていますが、食品の放射能汚染が心配です

現在妊娠中である相談者の方は、普段口にする食材の放射線量について不安があるようです。国の審査基準を満たしたものしか市場に流通していないはずですが、食べない方が安心なものなどがあれば、教えてほしいと言っています。

『現在、妊娠7か月です。赤ちゃんの成長のためにバランスのよい食事をと心がけてはいるのですが1番気になっているのが食品の放射線量です。なるべく安心なものをと思って食材選びをしていますが、やはり放射線の影響はあるのでしょうか。国でしっかり検査されているといえどもやはり不安になってしまいます。放射線が蓄積されやすい食べ物や今は避けておいたほうが良いもの(魚など)はありますか?赤ちゃんにとって悪いものは絶対に食べたくはないので教えてください。』

市場に出回っている食材は、全て国の基準値をクリアしたものばかり。あまり神経質になり過ぎないで

自分だけならまだしも、お腹に赤ちゃんがいるとなれば慎重になるのは当然のこと。スーパーなどで売られている食品は、全て国が設けた放射線量の基準値をクリアしたものばかりとはいえ、ちょっとでも放射線量の少ないものをと思うなら、更に基準値を厳しく設定している食品を扱った宅配業者などを利用するのもよいかもしれません。

『放射線量については国で基準値を設けており、基準値を超えるものは出荷できないので、それを信じるしかないと思います。絶対に摂取したくないというのであれば、ご自身で食品の放射線量を測定したり、食品をお取り寄せしたり、九州地方など西日本の食品をご購入された方がよいかもしれません。しかし、あまり神経質になりすぎるとストレスになりますし、赤ちゃんにとってもよくありません。(看護師)』

『国の基準値を超えた食品は出荷されていませんので、そういった意味では安全なはずです。ただし、基準値自体が放射線量ゼロということはありえないため、気になるようであれば、基準値を更に厳しく設けた業者さんから購入されてはいかがでしょうか。(薬剤師)』

『放射線の影響による胎児の障害は確定的影響に分類されるのですが、これは障害が発症し始める放射線量が決まっていて、それ以下の放射線量では障害は発生しないということです。この障害が発症し始める放射線量については、年間約500ミリシーベルト程度被曝しないと発症しないと言われており、特殊な業務についている人などを除き、一般の人に確定的影響が出ることはないと思われます。また食事などからの内部被爆は、平均的な食事量で60ミリシーベルトは超えないので、市場に出回っているものを食べる分にはあまり心配し過ぎる必要はないのではないでしょうか。(看護師)』

『大地の放射能で一番問題なのはセシウムですが、植物が根から吸収し植物の内部に入ってしまっています。しかしセシウムは水に溶けやすいので、植物自体を細かく切って水にさらすと落ちますし、海産物については、海流の影響で海の中では希釈拡散が進んでいるはずです。魚については回遊魚はあまり心配ないのですが、海の底でじっとしているような魚は、周辺海域では汚染されやすいと思われ、ストロンチウムという放射線物質はカルシウムと似ていて、魚の骨に蓄積するかもしれないので、骨ごと食べる小魚は注意した方がよいかもしれません。(看護師)』

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