妊娠中の立ちくらみ。これは貧血の症状なの?

イクシル / 2014年11月23日 12時0分

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妊娠7カ月の妊婦さんですが、通勤中の電車の中で立っていられない程の立ちくらみが起こることがあると言っています。検診で貧血と言われたことはないのですが、看護師さんたちはこの症状に対し何と言っているのでしょうか。

妊婦さんからの相談:「妊婦検診で貧血とは言われていませんが、立ちくらみがします」

『現在妊娠7カ月で電車通勤をしていますが、立っているのが辛い程フラフラする時があります。検診で貧血と言われていなくても、急に貧血になることはあるのでしょうか。鉄分を多く含むドリンクなどは味が受け付けず、貧血に効果のある食べ物・飲み物があれば教えてください。(30代・女性)』

貧血の可能性もありますが、他に原因がある場合も

妊娠中は鉄分が不足して貧血になりやすいのですが、立ちくらみの原因はそれだけではないかもしれません。様々な原因により、脳への血液が足りなくなるために起こるふらつきというのもあるようです。

『妊娠中の立ちくらみは貧血の可能性もありますが、血液が子宮に集中し脳へ行く分が不足し、自律神経の乱れや血圧の調整が鈍くなることで立ちくらみが起こることもあるようです。(薬剤師)』

『貧血の可能性もありますが、脳に血液が十分に回らない脳貧血の可能性も。朝食を摂ると胃に血液が回って他へ向かう血液が減り、血圧も上がりきっていないので、高い位置にある脳へ血液が十分に回らない状態になることがあります。(看護師)』

『睡眠中に身体の水分が蒸発し、起床時の血液は濃く循環量が少なくなっています。この状態で電車という密閉空間で立ったままだと、血液は心臓に戻る量が少なくなり、ふらつきの原因となることがあるようです。就寝前や起床後は一気にではなくこまめに水分補給をし、電車ではなるべく座ること。起床~出かけるまでの時間(間隔)をなるべく空け、駅まで走ったりしないようにしてはいかがでしょうか。(看護師)』

『妊娠中血液量は増加しますが、赤血球が増えるわけではないので鉄分不足で貧血になりやすく、妊婦のおよそ30~40%は鉄欠乏性の貧血になるというデータもあります。(薬剤師)』

貧血の場合、鉄分を含む食品を上手に取り入れましょう

貧血である場合は、普段の食生活の見直しで改善できることがあるようです。貧血予防によいとされる鉄分を含むものを、他の食材と合わせてバランスよく摂りましょう。

『鉄は動物性のヘム鉄が体内への吸収率が良く、赤身の肉・マグロ・あさり・牡蠣などがあり、レバーは鉄分が多いですがコレステロールが上がりやすいので、注意しましょう。ビタミンCを一緒に摂ると吸収がよくなるといわれています。(看護師)』

『レバーは鉄分の補給には優秀ですが、催奇形性があるビタミンAを多く含むので食べ過ぎには注意です。ひじきなどは鉄分補給にお勧めなので、常備菜にしてもよいでしょう。(薬剤師)』

『ドラッグストアなどで妊婦用の鉄分ゼリーなどの補助食品が販売されており、適正な量が少量で摂れるため効率がよいです。(管理栄養士)』

妊娠すると身体に様々な変化が起きるので、戸惑ってしまいます。看護師さんたちのアドバイスを参考に、貧血予防の食材なども試してみるとよいですね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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