インフルエンザの予防接種、効果的なタイミングは?

イクシル / 2014年12月9日 12時0分

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毎年のように大流行するインフルエンザ。できれば我が子には感染させたくないもの。もっとも効果的な予防接種のタイミングはいつなのでしょうか?看護師さんたちに聞いてみました。

ママからの相談:「インフルエンザの予防接種は秋?冬?」

『保育園に通う2歳半の息子がいます。小児科の先生に勧められ、昨年秋にインフルエンザのワクチンを2回接種しました。でも、冬にインフルエンザに感染し、高熱が続いて辛そうでした。予防接種しても感染することはあるとは思いますが、接種のタイミングが早いと効果が薄れますか?今年は秋よりインフルエンザが大流行する冬に接種した方がよいのではと悩んでいます。(40代・女性)』

接種して免疫ができるまでには時間がかかる。早めの接種がオススメ。

ワクチンは接種してすぐ免疫ができるわけではありません。インフルエンザの流行前に免疫ができているよう接種するのがよさそうです。

『ワクチンは接種後2週間ほど経たないと免疫ができず、その免疫の持続期間は5ヶ月程度といわれます。インフルエンザが大流行するのは通常、冬本番に入った12月中旬から3月上旬くらいです。それまでに免疫があった方が望ましく、少なくとも11月中旬くらいまでにはワクチンを受けた方がよいです。(一般内科看護師)』

『インフルエンザのワクチンは流行する前に接種しましょう。接種しても効果が出るまでに数週間から1か月ほどかかるため、流行前に2回の接種を終えておくのが理想的です。(産科・小児科看護師)』

ワクチンは感染を防ぐだけじゃない。感染時の症状を軽くする効果あり。

予防接種しても感染してしまうことはあります。だからといって接種しなくてもよいというわけではなさそうです。ワクチンには感染時の症状を軽くしてくれる効果もある、との意見が寄せられました。

『ワクチンは免疫力が高ければ高いほど効果的ですが、高齢者や小さい子供は免疫力が高くなく、接種しても感染してしまうことはあります。とはいえ、ワクチンにはインフルエンザにかかった時に症状がひどくなるのを防ぐ働きもあります。海外でもワクチンは義務化されていませんが、「病気を避けられる可能性があるなら、避ける努力をした方がよい」として小児科のドクターはみな受けるよう勧めています。(一般内科看護師)』

『インフルエンザはAとBの2型あり、ワクチンが有効なのはA型です。ワクチンは近年流行したものをもとに予想して作られますが、必ずしもこの型が当てはまるわけではありません。ただ、インフルエンザに限らず、ワクチン接種で脳症などの重症化を予防できるともいわれます。インフルエンザは脳症を起こしやすく、特に1歳から6歳までのお子さんに多いです。(小児科看護師)』

『私が勤めていた小児科では、ワクチンを接種しても感染することはあるが、接種しておけば症状が軽くて済む、と必ず説明してから接種を行っていました。我が家でも保育園や学校で毎年流行するため、欠かさず接種しています。できるならば感染は避けたいですし、たとえ感染しても症状が軽く済んだり、重症化しないようにしたいですね。(小児科看護師)』

ワクチン接種で感染が防げるなら、それにこしたことはありません。でも、もしかかったとしても、症状を軽くすることは期待できるようです。免疫ができるまでに時間がかかること、効果が5か月前後であることを思えば、冬本番を迎える前に接種するのがよさそうですね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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