妊娠初期に出血、異なる指示を受けて困惑しています。

イクシル / 2014年12月21日 12時0分

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妊娠中は出血などの大小様々なトラブルが起こるたびに、お腹の赤ちゃんは大丈夫かと多くのママが心配に感じるものです。妊娠初期に出血があり2回受診したところ、正反対の診断を受けたママからの相談に、看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「妊娠初期の出血で2件の病院を受診し、絶対安静と、安静は不要という正反対の診断を受けました。どちらの指示に従うべきか悩みます。」

『妊娠初期の5週目に出血が2回あり、2件の病院を受診しました。2件受診したのは、自宅にいたときは自宅近くのかかりつけの病院、職場のときは職場近くの病院に行ったためです。一方の病院では絶対安静の指示、もう一方では妊娠初期にはよくあるから心配しなくていいと言われ、全く正反対の診断に非常に困惑しました。大事をとるのに越したことはないので、絶対安静の指示に従いましたが、どちらの指示が正しかったのでしょうか?(30代、女性)』

妊娠初期の出血は、珍しいことではありません。

着床出血や膣のただれなど、妊娠初期の出血は珍しいものではありません。出血の原因や、注意すべき出血についてアドバイスがありました。

『妊娠初期には、確かに出血することがあります。受精卵が着床して、胎盤を形成するまでの間には月経様出血が起きることがあり、本当の月経と間違えることもあります。予定月経のころにわずかな出血を見ることがありますが、これは受精卵が着床するときに起こるホルモンの変化が原因で心配ありません。妊娠5週ということなので、それらにあたる可能性が否定できません。(産科・婦人科看護師)』

『出血の原因で多いと言われるのが、膣のただれが原因で、内診や性交の刺激で出血する子宮膣部びらん、絨毛の浸食で子宮内膜から出血したものが絨毛膜の外側にたまっている絨毛膜下血腫、子宮頸管にできた良性の腫瘍、子宮頸管ポリープからの出血などです。(産科・婦人科看護師)』

『危険な出血としてあげられるのは、出血量が多く、腹部に痛みを伴う場合です。早急に病院を受診し診察が必要になります。特に初期の出血で心配なのは、子宮外妊娠(異所性妊娠)による大量出血と、胎盤の絨毛が変化してしまう胞状奇胎です。いずれも妊娠は継続できませんが、超音波診断で早期発見が可能になり母体が危険になることは少なくなりました。(産科・婦人科看護師)』

どちらの医師の診断も、間違いとは言えません。

かかりつけの医師は安全策をとって絶対安静、別の医師は全身や子宮の状態を確認して安静は不要と判断したと考えられ、どちらの診断も間違いとは言えないと教えてくれました。

『かかりつけの先生は安全策を取り、職場の近くの病院の先生は、全身状態、子宮内の状態を確認された上で、妊娠初期に起こり得る出血であろうという、診断をされたのでしょう。そのためどちらも間違いではなかったと考えます。(産科・婦人科看護師)』

妊娠中は大小様々なトラブルが起こり、その度不安に感じるものです。不安やトラブルがあったら医師の診断に従い、身体を労わって過ごすことが快適なマタニティライフのポイントのようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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