予防接種をしたのに風疹の抗体がない、また受けるべき?

イクシル / 2014年12月31日 15時0分

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妊娠中にママが風疹にかかると、産まれてくる子供に影響を与えることがあります。そのため、妊娠に備えて風疹の予防接種を受ける方も多いですね。でも、風疹の抗体がつかなかったとしたらどうすればいいのでしょうか?こんな悩みに産婦人科の看護師さんたちに答えてもらいました。

妊娠を考える女性からの質問:「風疹の予防接種を受けましたが、抗体ができませんでした。もう一度受けた方がいいのでしょうか?」

『妊娠を考えているので風疹の予防接種を受けました。接種後に抗体検査を受けたところ、8倍未満で抗体ができていないと言われました。医師に「抗体がつきにくい体質の人もいますから」と言われ、再度接種を受けるかどうか悩んでいます。抗体がつきにくい体質の人がいるというのは本当ですか?その場合、何度予防接種を受けても抗体がつかないのでしょうか?予防接種と抗体検査の合計13000円かかるのはかなり厳しいです。(30代、女性)』

抗体ができるのには時間が必要。測定法にも種類があります

接種後、抗体ができるには時間が必要なケースも見受けられるようです。焦って検査をしても、正確な結果を得られていないかもしれません。

『抗体検査はいつごろされたのでしょうか?ワクチン接種後、抗体ができる時期は1カ月半~2カ月がピークと言われていますし、それ以上、時間がかかる場合もあります。すぐに抗体検査をしてもできていなくて当然です。(産婦人科看護師)』

『風疹の抗体の測定法はHI法とEIA法があり、前者の場合、8未満の場合免疫がついていないと判定され、後者の場合、陰性以外は十分ではないが、免疫有と判定されます。測定法が異なるものなので、もし今後検査を受けられるようなことがあれば、一緒に調べてもらっても良いのかもしれません。(一般内科看護師)』

2回の接種で99%の方に抗体が。再度の接種は主治医と相談して

まれに抗体ができないケースもあるようですが、接種を重ねることでほとんどの人に抗体ができるとのデータも。もう一度受けるか、検討の参考にして見て下さい。

『一般的に風疹ワクチンを接種して抗体ができるのは95%と言われており、2回接種すると99%が抗体ができると言われています。しかし、100%ではないので、抗体ができない方もいます。1回のワクチンで抗体ができなければ、次は違うワクチンをすることもできます。再度、接種するかどうかは検査結果をふまえ、主治医と相談されてからがいいでしょう。(産婦人科看護師)』

『厚生労働省のホームページで、多くの自治体では、風疹の抗体価の検査を無料で実施しているとの情報が記載されています。実施状況は、自治体によって異なるため問い合わせが必要ですが、一度確認されてはいかがでしょうか。(一般内科看護師)』

『風疹の抗体がないということは、風疹にかかりやすい状態といえ、しっかり予防をする必要があります。抗体がついても、濃厚な接触があった場合は、感染するリスクは否定できません。風疹に限らず妊娠中には、マスクに手洗い、人混みを避けるなどの病気の予防は重要です。(一般内科看護師)』

風疹の抗体検査を無料で受けられる自治体もあるようですから、調べて利用するのもいいですね。再度の接種は主治医やご家族と話し合って決めるのがベターのようです。将来、妊娠したら、風疹だけでなく病気の感染予防にも努めて下さいね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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