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[Ulala] 【“高み”を極めようとしすぎる日本】~過剰なサービスや労働を生む背景とは~

Japan In-depth / 2015年7月16日 11時0分

この最低レベルの水準の高さはいろんなところに現れる。時間に正確な交通機関。送れば荷物がちゃんと届く郵便や宅配システム。お客様は神様で居られる丁寧な対応。日本で当たり前だと思われていることは、世界中で体験できるわけではない。雇用者がお尻を叩けばすぐできることでもなく、元々従事している人の質が揃っているからこそ実現できることなのだ。

そんな良質な生活が当たり前と思って幸せに生きて来た日本人が、フランスに来ると整然としないシステムに戸惑い、嫌な経験と感じることも多いかもしれない。でもそこで本当に理解するべきことは、世界と日本ではそのぐらい違うということでもある。日本のシステムの高度さについては堂々と胸を張っていいということだ。

だが反対に、水準が高さを追求できる日本では高みを極めすぎるきらいがある。その結果、過度な労働という悪循環に陥ったり、過剰過ぎるサービスは逆にそこまでしなくていいのにとウンザリさせられることもある。すでに世界に比べて基本の質が高い日本。「おもてなし」で日本の質の高さをアピールするのはいいが、やり過ぎは決して必要ではない。何事も適度にすることも重要なことではないだろうか。

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