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陸自個人携行救急品の中身は70%が欠陥品

Japan In-depth / 2018年11月8日 14時27分

陸自個人携行救急品の中身は70%が欠陥品


照井資規(ジャーナリスト)


【まとめ】


・平成28年9月10月と陸上自衛隊の個人携行救急品の不足が国会で取り上げられた。


・平成29年度から陸自個人携行救急品の内容品が追加されたがその70%が欠陥品。


・世界の水準から分析して陸自救急品は欠陥品。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合は、Japan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=42758でお読みください。】


 


平成28(西暦2016)年9月10月と陸上自衛隊の個人携行救急品の不足が問題として国会で取り上げられ、平成29年度から陸上自衛隊の個人携行救急品の内容品が追加された。以前は救急品袋に止血帯と救急包帯の2品目を入れているのみであったが、「チェストシール」などの7品目が追加され、計10品目となり、平成30年夏頃までには陸自のほとんどの隊員に行き渡った。



図1:陸上自衛隊個人携行救急品の変遷 ©照井資規


しかし、内容品が増えたにも関わらず、そのうち70%が表「陸上自衛隊個人携行救急品の機能評価と改善案」の評価欄に「×」とある欠陥品である。中には「チェストシール」「手袋」のように致命的な過失を招くおそれのあるもの、「止血ガーゼ」のように量、質共に全く役に立たないものすらある。



表1



表2


表1・表2:陸上自衛隊個人携行品の機能評価と改善案(筆者作成)*無断転載を禁じる


出典:自衛隊の個人携行救急品の内訳 提供:陸上自衛隊幕僚監部


自衛官の「命の値段」は、米軍用犬以下なのか 東洋経済オンライン 2015/03/19 


出典:平成29年度版防衛白書 第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組 2 国連平和維持活動などへの取組 1 


国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS:United Nations Mission in the Republic of South Sudan )(2)自衛隊の活動 


出典:p115 外傷救護の最前線 診断と治療社 2018/07/10



図2:陸上自衛隊個人携行救急品 ©照井資規


表1にある全ての内容品を支給されても、たった1か所の手足に受けた銃創の止血すら出来ない。救命力は僅か5%程度であろう。表1を見れば、内容品が隊員の救命を追求して選定されたものではないことが明らかである。現代戦において約80%以上は負傷後30分未満で死亡、2時間未満では90%に達する。


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