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立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その4 小川淳也さん

Japan In-depth / 2021年11月29日 23時55分

立憲民主党代表選【政策・人間力分析】その4 小川淳也さん




西村健(NPO法人日本公共利益研究所代表)





【まとめ】





・「将来的には北欧型に近い社会に」が持論。経済・外交でもリベラルなスタンスが垣間見られる。





・声診断では、日本を思う気持ち、慈愛が強く濃いことが特徴で、課題は「情報に影響されず、常に本質に立ち返る」こと。





・「無私・無欲の姿勢」にカリスマ性を感じる。





 





立憲民主党の代表選が行われている。第4回目は小川淳也さん。香川1区選出の衆議院議員である。





「なぜ君は総理大臣になれないのか」という映画で話題になったことやその中身についてはここでは触れないが、キャラクターが際立つ人物である。ただし、彼の本質は理念にあるのだ。





小川さんは「政治家と国民が同じ目線で不安や悩みを分かち合いながら、社会の持続可能性を取り戻すための政治。対話からうまれる政治。勝った51が負けた49の願いをも背負う政治」と理想の政治を掲げる。価値観や利害の闘争である政治に問題意識を投げかける。しかも、「信頼に足る政治を国民と一緒に、つくっていきたい」という小川さん。旧来の政治家とは一線を画した「新時代の政治家」といっても過言ではない。





■ バリバリのエリート





1971年4月18日香川県生まれ、美容師の家に生まれる。高松市立香東中学校、県立高松高校へと進学。高校では野球に熱心にプレーしていた。高校卒業後、上京して東京大学へ進学。様々なアルバイトをしたそう。東京大学法学部卒業を卒業し、自治省に入省。沖縄県総務部地方課、地域総合整備財団(出向)、自治省税務局市町村税課などに勤務。一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)のロンドン事務所に赴任。2000年に帰国し、金融庁に。金融庁では総務企画局信用課長補佐、その後、愛知県春日井市企画調整部長を務めた。2003年7月に退職。同年の衆議院議員選挙に立候補をしたが、落選、浪人期間を経て、2005年9月に当選し、衆議院議員に。総務大臣政務官(鳩山内閣)、総務大臣政務官(菅内閣)などを務めた。血液型O型。高校での同級生と結婚し、2人の子供がいる。好きな言葉は「人に歴史あり」。





■ 北欧型を目指す政策





政策スタンスについては、東大・朝日新聞の調査結果を見てみよう。





経済で見ると





・小さな政府には反対

・公共事業による雇用確保はどちらともいえない

・景気対策のために財政出動を行うべきにどちらかというと賛成

・資産家や法人への税引き上げにどちらかというと賛成





外交で見ると





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