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「自民党のガバナンス、緩くなってる」国民民主党榛葉賀津也幹事長会見

Japan In-depth / 2024年12月14日 10時49分

一部の政治家間で行なわれるクローズドな会談は、議論の中身がわからず、まさしく「密室政治」だ。合意文書があったとしても、結論しか書かれていない。立場によっていくらでも都合良く解釈できる玉虫色の紙切れなぞ、民間では何の役にも立たない。国民にとって不誠実極まりない。


そこで、今の各党間の税の協議は不透明であり、本来国会でしっかり議論すべきなのではないか?と問うた。


それに対し榛葉幹事長は、「その通りだと思う」と同意し、税の協議については、「しっかりとぶら下がり会見をその会議の都度我々でやって、どんな議論があったのかオープンにしていきたい」と決意を述べた。


自民党税制調査会はいまだに「インナー」と呼ばれる幹部の非公式会合をおこなっているが、国民の生活にとって極めて重要な税の議論は、すべてオープンになされるべきであり、各党、そう努力すべきだ。そうした流れに竿を差すような行動を取る党は、国民から見放され、政界から退場することになるだろう。



写真)榛葉賀津也国民民主党幹事長


ⒸJapan In-depth編集部


以下、安倍編集長との一問一答。


安倍:幹事長会見で合意に至ったわけだが、国民にとって税の問題はとても重要で、みんなが注視している。その真っただ中で、ごく一部の議員の間で議論がなされている。もともと与党には「インナー」というものがあったが、情報開示が不十分だ。国会の場できちんと議論することが大事だし、今後はそういう方向にもっていかなければならないと思うが、どう考えるか。


榛葉:全くその通りだと思いますね。もともとインナーという呼び方自体がインサイドの人なので、外から見えないからインナーというわけでしょう。それはダメです。私がちょっとびっくりしたのは、宮沢税調会長は本当に逸材で税に関してこの方の右に出る者はいないですし、ミスター税調というかミスター財務省といってもいいかもしれません。ただ、党のナンバー2の幹事長が合意をしたのに対して、そのもとでそれぞれ税の専門家として仕事をしている方々が、幹事長が決めたことに対して「釈然としない」と言われると、これは党のガバナンスとしてどうなのかなと。


私は自民党が強い理由は確固としたガバナンス、これがあるからだと思ってまいりましたが、ここのところの幹事長の決めたことに対する様々な発言を見てみると、自民党も少しガバナンスが緩くなっているのかなと思います。私が決めたことを、古川税調会長や浜口政調会長が釈然としないなどということは決してないです。古川さんは政治経験も私より上ですし、人生経験も先輩ですし、そして税の専門家ですけれども、幹事長が決めたことに従ってそれぞれ司司で議論していく、それが小さくてもわが党のガバナンスです。引き続きしっかり、幹事長会談がピン止めされましたから、それに沿って党運営をしていただきたい、議論をしていただきたいと思います。


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