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2024年の沖縄政治を振り返る(上)宜野湾市長選挙と総選挙

Japan In-depth / 2024年12月19日 22時56分

大票田の沖縄第2の都市、沖縄市では島尻候補は屋良候補に大きなリードを許した。玉城知事と立民党県連代表の仲村未央県議の地元であるためと考えられる。逆に、北部では嘉陽宗一郎氏を中心とした若手の名護市議たちが活発に動き、名護市長や地元選出県議との連携も機能した。夫が名護市出身であることもプラスになって、北部で票を伸ばし、小選挙区での連続当選を勝ち取った。





屋良氏が島尻氏を約1,800票差まで追い上げ、比例復活を確実にしたことは、政界関係者の間で意外な結果と受け止められた。というのも、もはや名護市民の間でさえ「辺野古問題」への関心が薄れ、基地問題の専門家である同氏への評価が低かったからだ。





接戦になった要因は今でも不明だが、米軍基地が集中する沖縄本島中部から北部にかけては、辺野古問題への諦めムードが広がるとは言え、国のこの問題の進め方に依然として不満がくすぶる、との指摘がある。





一方で、島尻氏を追い詰めたからといって、反辺野古勢力も喜べない。屋良候補が集めた票は前回選挙より約9,000票減り、「オール沖縄」の支持が縮小しているからだ。





(続く)





トップ写真:海兵隊普天間航空基地の滑走路停まっているMV-22オスプレイ機(2018年5月31日沖縄県宜野湾市)出典:Photo by Carl Court/Getty Images




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