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【エンタがビタミン♪】『君の名は。』新海監督が古舘伊知郎に質問「皆が知りたいものをどうやって知るのか?」

TechinsightJapan / 2016年11月10日 20時6分

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映画『君の名は。』の新海誠監督が特別番組『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!!』に出演して、作品が完成するまでの気が遠くなるような裏側を話してくれた。さらには監督がより良い作品を描くためにと古舘へ質問したところ、その答えに唸らされる。

11月9日、TBS系で放送された『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!!だから直接聞いてみた』に登場した新海誠監督。MCを務めた古舘伊知郎をはじめパネラーのいとうあさこ、竹俣紅、三田寛子、山里亮太は全員『君の名は。』を見て感動したという。それでも監督が明かす制作の裏話を聞くとさらに心を打たれたようだ。

本作の見どころの1つがRADWIMPSによる音楽と映像のマッチングである。三田寛子などは「僕の心が僕を追い越した…」のフレーズに「もう、最後ズッドーンって」と思い出すだけで胸キュンしていた。その音楽を絡めた作品づくりは想像以上の苦労があった。まず監督が脚本の第一稿を書いてRADWIMPSの野田洋次郎に渡す。それをもとに野田が『前前前世』など数曲のラフを作り、監督がそれを聴いて脚本を書き直すとさらに野田が楽曲を手直しする。「それを1年半続けて」出来上がったという。

そうした映像だけでは読み取れない興味深い話に一同が聞き入るなか、新海監督のほうから「古舘さんに質問が」と切り出した。監督はさらに「少しでもたくさんの人のどこかに届くように作りたい」と願っており「同じ時代に生きている観客とどこかで繋がっていないと、彼らに流れ込むようなものは作れない」と感じている。そこで古舘に「今、皆が知りたいものをどうやって知るのか?」と質問した。

古舘は『報道ステーション』に関わった12年間で「古舘バカ死ね」「お前なんか報道のキャスター向いてないから辞めろ」といった苦情がテレビ朝日に毎日何百と届いたという。彼はそうした文章を12年間欠かさず読むことで「嫌なんだけどもだんだん少しだけ見えたかな…っていうあたりで辞めてしまったけど。ちょっと繋がれる気がします」と話して答えに代えた。その体験を聞いて監督も思わず「キツ…」と口にするが「ネットで映画の“低評価レビュー”とかをいっぱい見れば少しわかってくることがありますかね」と自分に置き換えていた。

「なかには『君の名は。』に異議を申し立てる人がいるかもしれない」「そこに宝石はあると思います」という古舘の言葉に監督をはじめパネラーたちもうなずいており、感じるものがあったようだ。

『君の名は。』は国内ばかりか世界的なヒットとなった。それでもなおより良いものを届けたいと追求する新海誠監督。古舘伊知郎の助言が次作にどのように生きるか楽しみである。

出典:https://twitter.com/kiminona_movie
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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