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【海外発!Breaking News】肉を食べる人たちへ ステッカーをスーパーに貼り抗議するヴィーガン男性に賛否両論(英)

TechinsightJapan / 2017年1月18日 21時46分

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宗教や健康上の理由以外に、動物愛護の観念から菜食主義になる人が増えて来た現代。日本では“ベジタリア二ズム(菜食主義)”の比率は他国よりも低いと見られているが、欧米では肉や魚を口にしないベジタリアン(菜食主義者)と動物から生産される牛乳や卵、チーズさえも食べないヴィーガン(完全菜食主義者)がいる。今月はヴィーガン月間ということで、イギリスのある男性がちょっとした抗議活動を行ったことが賛否両論を呼んでいる。

英ブライトンに住むマーク・ガーニーさん(31歳)はヴィーガンだ。ヴィーガンをより多くの人に体験してもらおうと、イギリスで2014年に始まった『Veganuary』である今月、マークさんは地元のスーパーマーケットに陳列された動物性食品にステッカーを貼るという方法で肉食社会に生きる人々に抗議した。

ミルクが並べられてある棚には、「私の子牛はどこ? 私は子供たちにミルクを与えるために存在するのに、そのミルクを人間に盗まれてしまったんです」と訴える母牛のメッセージとともに、子牛と母牛の写真が掲載されたステッカーを貼った。何も考えずミルクをいつものように手にする人たちに、まるで罪の意識を植え付けようとしているかのようだ。

また、ソーセージのパッケージには「あなたがこれを食べることで、もっと多くの仲間たちが殺されるのです」といったメッセージとともに豚と牛の顔が印刷されてある。ソーセージが好きな人でも躊躇してしまうようなメッセージだ。

マークさんの目的はあくまでも商品のルーツを知ってもらうことだという。どのような過程を経て動物たちが処分され、パッケージとなってスーパーに並び、消費者の口に入っているかということを今一度意識してほしいと今回、商品やその陳列棚にステッカーを貼った理由を英紙『Metro』の取材でこのように話している。

「誰も動物を傷つけたくないと思っているのでしょうが、実際に口にするとなると、どうやって動物が商品になっているかということを考えない人がほとんどです。矛盾しながらもその矛盾を認知して動物を口にしているわけですよ。残念なことに、人間が動物たちにどんなことをしているかという真実を隠して、商品を売っているので、残酷な実態を知らないという人もいます。」

ヴィーガンのマークさんに同意しているのが、英PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のエリサ・アレンさんだ。彼女は「業者が、どんなふうにして動物たちを殺しているかというのを黙っているならば、マークさんのように誰かがその真実を暴くべきです。もちろん業者側としてはパッケージに残酷な処分画像を添付したりして真実を世間に伝えれば、売り上げは急落するでしょう。でも肉を食べる人たちがスーパーなどで手にするパッケージの中身は、残酷なやり方で殺され、切断された動物の死体の一部なのです」と強く語る。

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