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【海外発!Breaking News】浴室で母親が発作 5歳男児、生後2か月の妹を抱え隣人に助けを求める(米)

TechinsightJapan / 2017年4月23日 13時57分

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「咄嗟の機転」というものに年齢は関係ないようである。このほど5歳の男の子がとった素早い行動によって母親の命が救われたことが話題となり、地元の消防署から表彰を受けた。『ABC15』や『SanTanValley.com』など複数メディアが伝えている。

米アリゾナ州に暮らすジェシカ・ピノイェーさんは、3月14日の夜遅くに幼い子が何度もドアを叩き呼び鈴を鳴らして立っている姿に驚いた。その男児は腕に何かを抱えており、当初ジェシカさんはそれを「人形」だと思ったという。しかし男児は生後2か月の妹を抱えながら、何かが死んだと必死に訴えて来た。「犬が死んだ」とジェシカさんは思ったそうだが、男児は「違うの。ママがシャワーしてて死んだの。僕と妹を助けてくれる?」と話したため、驚いて911に通報した。

この日、サルバトーレ(サル)・シカリース君(5歳)の母ケイトリンさんは午後8時頃にサル君を寝室へ連れて行き、生後2か月になる娘を寝かしつけた。その後は浴室でシャワーを浴びていたが、途中で発作を起こしてしまったのだ。

ケイトリンさんは浴槽で頭を打ち、意識不明となった。その音に気づいたサル君は浴室に様子を見に行き、ぐったりしている母親の状態から「ママが死んだ!」と思ってしまった。しかしサル君はケイトリンさんに抱きついて泣きじゃくるよりも、咄嗟に妹を毛布で包んでソファまで運んだ。後にサル君が祖母に話したところ、「母親が死んだことを妹には知らせたくなかった」という気持ちがあったそうだ。

サル君は妹を一旦ソファに寝かせると、台所から踏み台を持ってきてそれによじ登り、壁上部についている開閉ボタンを押して車庫を開けた。そして妹を抱きかかえて隣家のジェシカさんに助けを求めたのである。必死で助けを求めるサル君のためにジェシカさんは救急隊員を呼び、すぐにケイトリンさんの様子を見に行ったという。

ケイトリンさんはその後順調に回復し、インタビューでは「息子は私の命の恩人です。浴室でシャワーの蛇口をひねったことまでしか覚えてなくて、気が付いた時には病院のベッドの上でした。水が流れっ放しになっていたので、助けがなければ溺死してしまう可能性もあったと思います」と話している。

しかしこの出来事は、5歳のサル君にとってトラウマになってしまった。ケイトリンさんは「ママ、今日は大丈夫? また発作が起こるの? 今日ママは死んじゃうの?」と連日何度もサル君から訊ねられるという。それを聞いた隣人のジェシカさんは、同州サン・タン・バレーの消防署「Rural Metro Fire」に連絡し、サル君のために何かできないかと相談した。

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