【海外発!Breaking News】人質事件と早とちり 特殊部隊突入も被害は携帯電話1台のみ(南ア)

TechinsightJapan / 2017年7月13日 16時16分

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南アフリカ・ケープタウン中心街のある店に強盗が押し入った。警察が人質立てこもり事件とみて道路を封鎖したことから現場は騒然。ビジネス街で起こった捕り物劇に野次馬が次々と集まったが、どうやら警察の早とちりだったもようだ。

7月5日午前11時47分、ケープタウン中心地にある中古品専門店「Cash Crusaders」に強盗が押し入った。店内に煙が確認されたことから消防車が待機、人質立てこもり事件と判断した警察は広範囲で道路を封鎖した。現場には人質対策チームまで登場し、日中のビジネス街は騒然となった。

その後、特殊部隊が店内に突入したが、犯人はすでに逃走した後だった。この映画のような物々しさにもかかわらず、盗まれたものが携帯電話1台のみであったことから、警察は人質事件から窃盗に切り替えて捜査を行った。

では、実際に何が起こっていたのか。

『News24』によると、店に押し入った2人のうち1人が銃を持っており、会計担当者に金庫を開けるよう脅してきた。マネージャーがそれに気づき“パニックボタン”を押したところ、店内が一瞬で白煙に満たされた。

警察官らが現場へ到着した時には、煙で何も見えず何が起こっているのか見当もつかない。そこで最悪の事態を想定した警察が手順に従って人質事件として対応することにしたという。

しかし煙が充満した時点で強盗は逃走、従業員らは通常の訓練に従い倉庫へ避難し鍵をかけていた。その後現場には特殊部隊や警察犬チームまで登場するなど、事態は単なる窃盗とは思えない様相を呈してしまった。

混乱状態の中、店内の従業員は無事保護されているが、煙のおかげで盗まれたのは携帯電話1台だったという。またショーケースに入っていたiPad1台が見当たらないとのこと。携帯は明らかに犯人が盗んだようだが、iPadは混乱に紛れて誰かが持ち出したものとみられている。

店は翌日から通常通り営業しているが、トラウマを抱えた従業員にはカウンセリングが行われることとなった。警察はまだ誰も逮捕できていない。

Cash Crusadersの最高経営責任者、ショーン・ステグマン氏は「我々の店では3年前は毎月のように強盗の被害に遭っていたのです。そこで5000万ランド(約4億2000万円)を投資して全ての店に防犯用の視界遮断装置“スモーククローク”を設置しました。これに救われた形になりました」と語っている。

画像は『Eyewitness News 2017年7月6日付「‘SMOKE CLOAK SAVED THE DAY’ IN CASH CRUSADERS ROBBERY」(Picture: Bertram Malgas/EWN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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