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【海外発!Breaking News】産後の女性、エレベーター事故で体が切断され死亡 スペインの大病院で

TechinsightJapan / 2017年8月22日 17時28分

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赤ちゃんを出産して間もない女性が病院のエレベーターで命を落としてしまった。出産の喜びにわいた直後のあまりにも悲劇的な事故の話題をスペインのメディア『El Correo de Andalucía』などが伝えている。

スペイン・アンダルシア州の州都セビリアにある「Hospital Our Lady of Valme」という大病院で、搬送中の産婦がエレベーターのトラブルにより死亡した。犠牲となったのは産科に入院中のロシオ・コルテス・ヌネスさん(26)。帝王切開により女の赤ちゃんを出産して三女の母親になったばかりの20日午後2時半ごろ、男性のポーター(看護補助者)が押すストレッチャーでレベル2から3に上がる際の事故であった。

問題のエレベーターに乗り込んだもののドアが2回も開閉を繰り返すばかりで上昇せず、乗り替えるためその一基からは降りることにしたポーター。彼が先に降りてロシオさんを乗せたストレッチャーを引っ張ったが、途中でいきなりエレベーターが上昇した。駆け付けた救助隊員は専門の道具による必死の救助活動を行ったが、体が2つに切断されたロシオさんは、頭部がリフトフレーム天井とエレベーターの間に挟まれている一方で、足はシャフトと呼ばれる空間に飛び出してぶら下がっていた。その複雑さゆえに作業は終了までに2時間を要したという。

地域保健局長を務めるマリナ・アルバレスさんは「問題のエレベーターは8月12日に最後の点検を受けており、トラブルの報告はなかった」と説明している。またメディアの取材には義理の兄にあたるデヴィッド・ガスパルさんが応じており、「こんなことが起こり得るなんて信じられない。だが泣き寝入りは決してしない」と話していることから、遺族が事故の責任者を訴え、高額の損害賠償金を求めることは必至とみられる。

また誕生したばかりの赤ちゃんについて英メディア『Metro』が伝えた最新の記事では、心臓に異常が発見されたため別の病院に転院となったもよう。ロシオさんと一緒に病室に戻されなかったことで難を逃れたという。

画像は『Metro 2017年8月21日付「Woman chopped in half in hospital lift shortly after giving birth」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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