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【エンタがビタミン♪】「ファイト!イッパーツ!」がまさかの“不発” リポD新CMに馴染めぬ人続出

TechinsightJapan / 2017年9月3日 18時55分

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勝野洋と宮内淳が出演して吊り橋や岩場で落ちそうになるピンチを「ファイトー!」「イッパーツ!」の気合で切り抜けるリポビタンDのCM“危機一髪シリーズ”は、真田広之、渡辺裕之、ケイン・コスギなどがキャラクターを引き継いできた。しかしテレビCMは昨年からプロ野球の大谷翔平選手などが登場する“Have a Dreamシリーズ”に代わりおなじみの掛け声が聞かれなくなった。そんななか9月1日よりインターネット限定で“危機一髪シリーズ”の新CMが公開されて注目を集めている。

9月1日、『リポビタンD(Lipod_taisho)ツイッター』で「危機迫る中で『ファイトー、イッパーツ!』と絶叫するのは時代錯誤だという厳しいお声を多数いただき、できたCMがこちらになります」と公開された映像には、引き続きケイン・コスギが登場する。ボルダリングに挑戦する彼の下から登ってくる若い女性が足を踏み外して、腕だけで宙づりになってしまう。それに気づいたケインが「ファイトー!」と手を差し伸べるのだが、彼女は「イッパーツ!」と返すことなくスルーして自力で持ち直してずんずん登っていくのだった。

驚いた表情でそれを見届けながらケインが流暢な英語で「ジェネレーションギャップ!」と微笑むのがオチである。若い女性にはプロクライマーの大場美和さん(19)を起用して力強く登る安心感を出しており、従来の男と男が熱い掛け声でピンチを乗り切る同シリーズとは違う展開にすることで「時代錯誤だ」との指摘に答えた形だ。新CMとしては彼女の安定した登りに目を見張ったケイン・コスギの表情でうまくまとまったように思える。

しかしツイッターでは「前のままでよくないですか?」「時代錯誤なんて言う奴が時代錯誤やねん! ファイト~イッパーツ!は あのままでええねん!」「リポD“美味しい”んだけど、挨拶を無視する方が“後味”悪いんだよなぁ…」といった声が少なくない。

彼女がリアクションせずにスルーして登っていくところが引っ掛かるようで、「手を差し出す相手を無視するのが今風って解釈でいいのでしょうかね?」「上に登り切ってからでいいから“イッパーツ!”っていってほしい」「様式美ってあるやん?」などの意見が目立った。「なんだろうこの不完全燃焼感…」「なんか『リポビタンD』じゃ無いな…」と感じるようだ。

なかには「時代錯誤感を演出してて、本当に上手いCMだと思います。製作した人達の“それ言ったらこういうことだよ!”のバトル意識感を感じて面白い」や「“何このおじさん”的な無視なのか、“不審者には気をつけろ”的な無視なのか…ただ笑えました(笑)」と読んでウケる人もおり、この新CMをネット限定にした理由はそのあたりにあるのかもしれない。だとすれば面白い試みではないか。



画像は『リポビタンD 2017年9月1日付Twitter「ファイト一発を19歳現役JDにスルーされるケイン・コスギさんの新CMはこちら」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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