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【海外発!Breaking News】余命僅かの母に「孫の顔を見せたい」 18歳娘が陣痛促進剤で出産を早める(英)

TechinsightJapan / 2017年10月16日 21時15分

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「生前に孫の顔を一目見せてあげたい」と妊娠中の18歳女性が、アルツハイマー末期症状の43歳の母親のためにある決断をした。陣痛促進剤を投与し2週間早く生まれた赤ちゃんは健康で、孫を腕に抱くことができたことを喜んだ母親はその1週間後に旅立った。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。

英リンカンシャー州クリーソープスのマンディー・ウィルキンスさんは、長男のアーロンさん(21歳)、双子のエリスさんとジョージアさん(18歳)の3児の母として幸せに暮らしてきた。ところが6年前、マンディーさんが37歳の時にアルツハイマー病と診断された。

家族は悲しみに暮れたが、3人の子供たちは懸命に母をサポートしてきた。しかし今年9月の初めにマンディーさんは余命僅かで、もうすぐ生まれる孫の顔を見ることは叶わないだろうと医師から告げられた。

ジョージアさんはパートナーのショーン・ハンリーさん(19歳)との間に第1子を身ごもり、出産予定日が10月7日であった。だがこのままでは「おばあちゃんになるのが待ちきれない」と楽しみにしていた母の願いを叶えてあげることができないと思い、陣痛促進剤を使って出産を早める決断を下した。リスクが高いことを助産師に警告されたが、ジョージアさんの決心は揺るがず、最終的には病院から承諾をもらい9月23日の午後9時22分、グリムズビーにあるダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ病院で元気な男の子「セオ君」を出産した。

病院からマンディーさんへビデオコールし、初孫の顔を見せたジョージアさん。8週間前から会話ができなくなっていたマンディーさんと言葉を交わすことは無かったが、おばあちゃんになったマンディーさんには喜びに溢れ、可愛い孫の顔が映った画面から目を離すことができなかったようだ。後日、セオ君を腕に抱き涙を流したマンディーさんは、それから1週間後に息を引き取った。

母の最期を看取ったアーロンさんは「今は悲しみでいっぱいです。母はここ半年で症状が急に悪化しました。会話ができなくなり車椅子に乗り衰えた母を見るのは辛かったものですが、僕たち3人で順番を決めて看病しました。6年間本当に頑張ったと思います。母はいつまでも僕たちの母で良き友人です」と話している。

またジョージアさんは「出産を早めることに対するリスクは考えませんでした。ただセオを母に会わせてあげたい一心で、母へのギフトなのだと思って決めたのです。母にはいつも、息子の人生の大きな一部になってほしいという願いがありました。もし母が少しでも長く生きていられたら、きっと息子と深い絆を育んだことでしょう。私にとって母に孫の顔を見せることはとても重要なことでしたから、孫を抱いた幸せそうな母の顔を見て、私の決断が間違ってなかったと感じました。母はもう孫の成長を見ることは叶いませんが、私がセオにおばあちゃんのことをたくさん話していきたいと思っています」と語った。

このニュースを知った人からは「アルツハイマーって本当に悪魔だよ。とても悲しいけど美しい話だね」「娘さん、よく勇気出したね。願いが叶って良かった」「43歳なんて早すぎる」「母を思えばこそ、だね」「涙が出る」といった声があがっている。

画像は『Metro 2017年10月12日付「Daughter induced birth so that dying mum could meet her grandchild」(Picture: Grimsby Telegraph / BPM Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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