【海外発!Breaking News】18回の流産と不妊治療を乗り越え、48歳女性が初出産(英)
TechinsightJapan / 2017年10月23日 16時29分
運命の相手と巡り合い、子供を望んだ女性。しかしその道のりは苦難の連続だった。16年にわたり不妊治療を行い18回もの流産を経験した女性が、47歳にして念願の我が子を授かった。『The Sun』『Mirror』、『Storytrender』などが伝えている。
英ウィルトシャー州スウィンドンに暮らす女性、ルイーズ・ウォーンフォードさん(49歳)が運命の相手マークさん(55歳)と出会ったのは1999年のことだった。
ルイーズさんとマークさんは2人の間の子供を強く望んだ。しかし過去のパートナーとの間に子供がいたマークさんは精管切除を受けており、ルイーズさんは他の妊娠手段を見つけなければならなかった。
ルイーズさんはマークさんと不妊治療の専門家を訪ねたところ、人為的に採取した精液を子宮内に直接注入する人工授精を勧められた。そこで精子ドナーを見つけて妊娠したものの、14週目ぐらいで流産してしまうという悲劇に何度も見舞われた。
その後、卵子ドナーを使ってIVF(体外受精)治療を受けたが、再び流産を繰り返した。これまでの不妊治療の間で18回も流産を経験したルイーズさんは、2010年には「もうこの辛さには耐えられない」と妊娠を諦めかけたという。
「毎回、妊娠がわかると『今度こそ家族を持つことができる』と希望を持つのですが、流産が続いてしまい、子供を失うたびに涙が止まりませんでした。」
その後、ルイーズさんとマークさんはロンドン南西部サリー州エプソムにある不妊治療クリニック「Centre for Reproductive Immunology and Pregnancy」の創設者であり理事であるハッサン・シーハタ専門医に出会った。
ルイーズさんは、これまで長年不妊治療を続けてきたが18回も流産したこと、気持ちが辛くもう耐えられそうにないことなど全てを打ち明けた。シーハタ医師がルイーズさんを検査したところ、体が胎芽を破壊してしまう「ナチュラルキラー(NK)細胞」を持っていることが判明した。通常、リンパ球の一種であるこの細胞は、自己免疫の主要因子としてウイルス感染や腫瘍細胞の拒絶に重要な役割を果たすのだが、ルイーズさんのように体内でこの細胞が胎芽を異物とみなしてしまうと攻撃し、流産を引き起こしてしまうことになるという。シーハタ医師は「もう一度だけトライしてみては」と2人を励ましたが、ルイーズさんはそれから4年間は不妊治療を行う気になれなかった。
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