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【海外発!Breaking News】がんを再発した警察官にありったけの貯金を寄付した4歳児(米)

TechinsightJapan / 2017年11月3日 21時55分

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米コロラド州の4歳児が、コツコツ貯めたお金をがんで苦しむ警察官に寄付するために警察署を訪れた。ビニール袋の中に詰められたのは8ドルと小銭が少々。小さな来訪者の温かい気持ちに触れ、警察署が涙で包まれたことを『Inside Edition』『Today』など複数のメディアが伝えている。

コロラド州に住む4歳のシドニー・ファーレンブルックちゃんが、2年前から憧れてやまないのは警察官だ。猛暑の中で交通整理を行う警察官を見て「ママ。あの人とても暑そう。喉が渇いているに違いないわ」と水のボトルを手渡したのがきっかけで、今では週に一度は警察署を訪れる。キャンディーやクッキーなどの差し入れをするのだという。

そんなシドニーちゃんが忘れられない出来事がある。今年の7月、新しい家に引っ越したシドニーちゃんは、地元ロングモントで働く警察官のディビッド・バンデーさんにあるお願いをしたのだ。

「新しい家にモンスターが潜んでいるかもしれないから、見に来てくれないかしら。」

ディビッドさんは1週間前に地域で行われたバーベキューの集まりでシドニーちゃんと意気投合し、この依頼にもしっかりと応えてやってきてくれた。結局モンスターは見つからなかったが、シドニーちゃんは憧れの警察官とモンスター・ハントの仕事ができたことをとても喜んでいたという。

それから3か月経った10月のこと。いつものように訪ねた警察署でシドニーちゃんはあるポスターを目にした。それはがんと闘う警察官の治療費用を補うため募金を呼び掛けていたもので、シドニーちゃんはポスターを前に母親のミーガンさんにこう言った。

「私の貯金箱のお金を寄付したいの。」

ポスターの写真の警察官は陸軍退役軍人であり、3児の父でもあるロングモント警察署のカイル・ズーラフ(Kyle Zulauf)さんで、1年半ほど前に膵臓がんと診断されていた。大手術と数か月のリハビリを経て職場にフルタイムで復帰したが、がんが再発し再び治療に専念しなければならなくなったのだ。

ミーガンさんは思いがけない言葉に驚いたものの、「シドニーはおもちゃを買うためにお金を貯めていたのですが…。『以前は警察官に助けてもらったけれど、今度は自分が助けてあげたい』『自分のためにお金を使うのではなく、もっと必要としてる人にあげて欲しい』―そんな娘の気持ちが伝わってきて胸が熱くなりました」と明かす。

そして10月24日、シドニーちゃんはミーガンさんと一緒に8ドルほどの貯金をもって警察署を訪れた。ミーガンさんは「シドニーがお金を手渡した時、みんなが泣いてました。幼い子でもきちんと状況を理解して行動しているんですよね」と嬉しそうに語っている。

画像は『Longmont Fire, Police and OEM 2017年10月24日付Facebook「Many of you will recall Sidney(4-years-old), who made national news when Longmont Police Officer Bonday came to her house to search out and remove monsters in her new home.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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